汽水空間 ~言葉と次元の力学系へ~

身体で体感する言葉の世界をお届けします(*´∀`)♪

灰色の空

2013年01月20日 | 奇想の詩

そっと重ねた手は 灰色の空を包む
雪が降る 冷たい吐息が 感情に訴えかける
消えそうな 光 輝く星は 太古に呼びかける

発する言葉を 探す あなたの唇に 重ねた想いを
見せたい 全ての心の裡を 雪がちらつく 情景を胸に
愛を奏で 満ち溢れる感情を抑え切らずに
塞いだ口元からは 涙の滴が 滴る

この暖かな感触は 生まれる生命の鼓動
より確かな事だけが 雪の囁き声に消える
蟠りを避けたくて 何処までも頑固でいて
透き通るあなたの声が
この季節に消えてしまわないように

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触れる肌

2013年01月20日 | 悲哀の詩

塞がった扉は 満ち溢れた想いを 隠した
水で洗う 過去は過ぎ去りはしない 夢のように
眠りに落ちる 陥落した心は 感情に寄り添い
愛を導く星は瞬き 瞬間を生きる あなたが愛しくて
さり気ない ただ居る この場所で

触れる肌の 冷ややかな感触
寂しげな朝は 小さな鳥の 啼く声に響く
月の輝く 不思議な感覚の中に居て あなたを探した

閉じた眼に 映る景色は いつまでも消えない愛の色
抱き寄せ 涙を堪えた
「そばにいて」言葉にすれば 消える
星の明かりのように いつまでも誓う 愛はさざ波のよう

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