汽水空間 ~言葉と次元の力学系へ~

身体で体感する言葉の世界をお届けします(*´∀`)♪

遺された情熱

2013年01月27日 | 妖艶の詩

この季節に咲いた 花は哀愁を奏でる 
美しく 重なり合う 身体 それは愛を奏で合う 
唇の熱い想いは 遺された情熱 
悲しい記憶が舞い散る あの季節は晩秋を迎えた頃 
その柔らかな風に吹かれ 涙を流した 

幾度となく 花は枯れ 旋律を奏でた 
寵愛を欲する その悩ましげな瞳の影に 
幾つもの愛の残骸が浮かび上がる 
この手を握り 限り無ない愛を誓う 

この歓びは  風の中で舞う 葉のような心地

唇が奏で合う 言葉に いつまでも寄り添う 
あの季節の流れの中で あなたは不意に消える 
この強く願う感情は 揺るぎの無い 愛に誓う 

コメント

夢の薫り

2013年01月27日 | 奇想の詩

眠りは不意にやって来る 愛の温もりの中で 
優しく抱き合う 不思議な夢の薫り 
何も無い この地上に 揺れている 花のように 

当たり前だと思っていた この温もりを 
感じていたい あなたの吐息の安らぎを 
煌めく星の明かりは この胸には 冷た過ぎて 

総てが幻の中で 迷い 泣き やがて枯れる 
生命は繁茂し 不釣り合いなこの身体を 可憐に流れる 
愛してる この身に宿す あなたの温もりは 
夢幻に花咲く 生命の歓び 
手を取り合い 唇を重ねる 無為なる感情に任せ 
何処までも愛していたい 花の揺れる この地上に輝く星よ 

愛は揺れる 遥かな夢を託した この手の中で 
温もりは揺らぎ あなたは微睡む 夢の中へと 消えるように 
花は咲く 何も無い地上に 星は軌跡を描き 
夢幻を旅する 感情の 歓びを謳う 

コメント

薔薇の棘

2013年01月27日 | 奇想の詩

瞳を潤ませた まるで寂しそうな感情に 
幾つもの夜が行き過ぎた 涙は震え  
凍えている身体に 寂しさが積もる 
約束は途絶えたままで 

花は凍え 喉を通り過ぎる薔薇の棘 
昂然とする感情 哀切は 星の雄大な軌跡 
腐食していく 総てが無為なる調べの裡に 谺する 
壊れかけた感情は 愛を求めた あなたの温もりを 

結ばれた世界が 消えそうな心を置き去りにする 
永遠を感じ 絶望の中で夢を描いた 
その時 世界は循環を止め 自分と廻り逢うだろう 

あなたの口づけで惑う 感情 瞳は開けたまま 
涙は頬を流れ やがて凍り付く 心は遺されたままで 
人形のように踊る 星のように 輝いた涙の跡

コメント