僅かな息が 月の陰に光る
わだかまりを抱えたままの胸は 何処へ行くの
この叫びは 愛を宇宙へと誘うから
あなたの名残りを見つめたままで
叶わぬ願いは いつまでも 胸の中に谺している
愛するものの哀切なる 時雨の艶やかな
時の間隔でさえも 霧消して行く この雪が融けるまで
咲き乱れた花は 夜空へと消えて行く
時間を駆ける 星よ
その手に触れる 命は
今にも散りそうな定めの中で もがいている
艶やかに触れる この鼓動の打つ限り
愛は 愛撫の夢見の中で生き続けるから
いつまで この身体は 言葉に夢を見るのだろう
逃れられない 記憶を辿る 指先から零れ落ちる
現実が どこまでも あなたに触れたいと願うから