健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

ハチの視力

2017-04-25 08:30:18 | 研究
ハチの視力はこれまで考えられていたよりもずっと良く、近づいてくる天敵から逃れたり、ぶつからずに飛んだりすることを可能にしているとする研究論文がScientific Reportsに発表されたそうです(AFPBB NEWS)。ハチが色を識別できることはこれまでにも分かっていたそうですが、今回、その視力が先行研究での結果よりも約30%良いことが新たに判明したというもの。研究では、ハチの網膜に存在し、光を感受する光受容体での神経反応を電気生理学的に記録。物体が視界を横切るたびに、神経反応が確認される仕組みだそうです。視力が最も良い前方部分では、ハチは、人が腕を前に伸ばした際に見える親指の幅程度の小ささの物体をはっきりと見ることができるそうです。また、不明瞭ながらもハチが感知できる物体の最小サイズは、人が腕を伸ばした際の親指の幅の3分の1程度で、これまで考えられていた大きさの約5分の1だったそうです。

http://www.afpbb.com/articles/-/3124550
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