健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

タッチスクリーン端末と乳幼児の睡眠時間

2017-04-26 08:30:28 | 研究
乳幼児の睡眠時間は、タッチスクリーン付きの機器で遊ぶ時間が長いほど短くなるとの調査結果がScientific Reportsに掲載されたそうです(AFPBB NEWS)。生後6か月から3歳までの子どもを対象に行った調査では、携帯電話やタブレット端末で遊ぶ時間が1時間長くなるごとに、1日の睡眠時間が16分近く短くなるとのデータが得られたそうです。テレビやビデオゲームと子どもの睡眠問題に関する先行研究ではその関連性が示されているそうですが、タッチスクリーン付き機器に関してはこれまであまり調べられてこなかったそうです。英国で2014年に行われた調査では、乳幼児715人の親に対し、子どもの昼と夜の睡眠時間や寝付くまでの時間、夜間に目を覚ます回数について質問。タッチスクリーン付き機器を使う時間についても調査。その結果、対象となった子どもの4分の3が、タブレット端末や携帯電話で日常的に遊んでいることが判明。2~3歳の幼児では、同92%。1日の平均使用時間は25分。長時間の機器使用が睡眠時間の短縮に関連するだけでなく、寝つきの悪さとも関連性があることを指摘したが、睡眠の質については、変化がみられなかったとも。一部の専門家からは、この年齢の子どもたちの1日の睡眠時間が平均12時間であることを考えると、データで示された1日あたり6分の睡眠時間短縮はあまり大きな意味を持たないと指摘する声もあるそうです。

http://www.afpbb.com/articles/-/3125111
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする