なぜ靴ひもは歩いているときにいきなりほどけるのかという長年の謎がこのほど解き明かされたそうです(AFPBB NEWS)。世界では日々、膨大な数の靴ひもが確実にほどけていますが、その仕組みを解明しようとする試みはこれまで真剣に行われてこなかったそうです。しかし、University of California at Berkeleyで機械工学を学ぶ3人の研究者たちが、その謎の解明に挑み、Proceedings of the Royal Society Aに祖の成果を発表。実験では、トレッドミルで走っている間に靴ひもがほどけていく様子を超スローモーション映像として撮影。映像には、しっかりした結び目に2つの強い力が加えられる様子が。走っている人の足が地面に与えるインパクトが重力の7倍に上り、これによって結び目に伸びや緩みが生じるそうで、そして緩みが生じた結び目に、足をスイングさせる動きによってさらなる力が働くことを指摘。地面を踏みつける衝撃と素早いスイングという2つの力が、目に見えない手のように作用し、結び目を緩め、端を引っ張るようにして靴ひもをほどいてしまうというのです。足に見立てた機械を使用した追加実験では、ほどけにくい種類の靴ひももあったそうですが、絶対にほどけない靴ひもはないことが明らかになったそうです。
http://www.afpbb.com/articles/-/3124868
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