糖尿病の新たな分類法が、The Lancet Diabetes & Endocrinologyに発表されたそうです(AFPBB NEWS)。糖尿病は現在、血糖値の調節作用のあるホルモンであるインスリンを全く生成できない1型と、生成はするが作用が不十分な2型の2つに分類されています。ですが、2型についてはその多様性が数十年前から認識されてきたにもかかわらず、分類の見直しには至っていなかったそうです。今回発表された新分類法では、成人糖尿病を現行の2つではなく、5つに分類するもの。研究班は、新たに糖尿病と診断された18~97歳の患者1万3270人を対象に、インスリンの抵抗性と分泌量、血糖値、年齢、発症年齢に応じて5型に分類。うち3つが重症、2つが軽症に区分されるそうです。重症型の中でも、細胞がインスリンを有効に活用できないインスリン抵抗性患者群は、他群に比べて腎臓病を発症するリスクがはるかに大きいそうです。最適とはいえない治療が行われている恐れが高いのもこの群で、新分類法の適用で最大の恩恵が期待できるそうです。治療の改善に加え、致命的な合併症のより正確な予測につながる可能性があると期待できるそうです。
http://www.afpbb.com/articles/-/3165865
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