対人関係を築きにくい自閉スペクトラム症について、鼻にスプレーするだけでコミュニケーション能力の改善を図る新薬の臨床試験(治験)が始まったそうです(YOMIURI ONLINE)。中心症状であるコミュニケーション不全自体にアプローチする薬は初めてだそうで、5年程度での製品化を目指すとのこと。自閉スペクトラム症に対してはこれまで、障害に伴う不安やうつ、興奮など二次的な症状に対応する薬が用いられてきたそうです。「幸せホルモン」と呼ばれ、女性に多いオキシトシンに注目し、脳に作用し、協調性を高めるなどとする報告をふまえて研究を重ね、鼻から吸収させるスプレーを企業と共同で開発したそうです。
http://www.yomiuri.co.jp/science/20180307-OYT1T50011.html
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