健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

飛べないテントウムシを活用

2018-03-20 08:30:44 | 研究
農作物に付く害虫を駆除する菌を、テントウムシが人間に代わって散布する方法を千葉県立農業大学校が開発したそうです(YOMIURI ONLINE)。同校が商品化した「飛べないテントウムシ」を活用し、菌を付着させて農場に放すことで農家の負担を軽減するとともに、化学合成農薬の使用を減らすことが期待されており、同校は実用化を目指して研究を進めるとのこと。羽を樹脂で固めた「飛べないテントウムシ」の羽に、粘り気のある長芋を使って菌を付着させ、散布する。菌は長芋の中で増殖を繰り返すため、1か月間は効果が持続することが確認されているそうです。この菌は自然界に存在する上、ナスなどの野菜類に付くコナジラミなど限られた害虫を標的にするそうです。テントウムシや作物、人体への影響はないそうです。同校が既に商品化している飛べないテントウムシは、野菜や果物などに付く害虫のアブラムシを食べるのが役目だったが、1匹で二役を担うことになるそうです。同校は今後、実用化に向け、農薬会社などと共同研究を行うとのことです。

http://www.yomiuri.co.jp/science/20180311-OYT1T50048.html?from=ycont_top_txt
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