Curtis取ったし・・・

　FAで2人補強してデプスは十分に厚くなりました、ドラフトで補強する必要は無いと思うのですが、今でもWR上位指名と予想するモックドラフトは多いです。

　スターターになるであろうReggie BrownとKevin Curtisは共に速いですがスピードだけでCBを振り切るような選手では有りません、ターン後の一瞬の加速でマークを振り切りRACでヤードを稼ぐタイプの選手です。そういう意味ではWCO向きの選手と言えるのですが、Andy ReidはTodd Pinkston,Donte StallworthとSEには縦に走るスピード最優先の布陣を敷き続けてきました。Curtisをスロットからアウトサイドに回す事で代役が務まると考えているのか、戦術的に変更が有るのか（Marty Mornhinwegの影響かもしれません）これまでとは少し違う事になりそうです。
　2年目のHank Baskettは6－4のサイズを持ち、ドラフト時にはTE転向の話もありましたがStallworthの代役としてスターターも務めました。バンプに負けないパワーを持っているのでキャッチミスが減れば良いスロットレシーバーになるでしょう。
　逆にパワーは全く無いのですが、縦にも横にも走れるスロットらしいスロットがGreg Lewis,2005年はPinkstonの怪我でスターターに抜擢されましたが結果を出せませんでした。去年はスロットに戻り良い仕事をしています。
　ドラフト時の評価通り、スピード不足が酷い2年目のJason Aventは同じタイプのCurtis加入で居場所が無くなるかもしれません、サードダウンを確実にクリアするような場面で使えれば良いのですが。
　後は、リターナー兼任のJeremy Bloom、Bethel JohnsonがWR登録になります。2人ともWRとしての実績は大した事無いですし、リターナー専任としてロスター争いをする事になるでしょう。縦に走れるスピードは有るでしょうからSEとしての起用が有るかもしれません。

　WCOらしいRAC重視のスターター2人、サイズが有るスロット、クイックネスを持つスロット、シュアハンドのスロット、リターナー兼任のスピードタイプが2人、能力的にどうかと言われると微妙ですが、バランスの良い布陣でしょう。これ以上ドラフトで獲得する必要は無いとは思うのですが、Curtisのベストポジションはスロットでしょう、縦に走れるSEを欲しがっていると考えれば40ヤード4,3秒台のWRをドラフトで加える可能性が有ると判断するのも分からなくはありません。
　特に今年は6－0で4,3秒台のWRを2巡、3巡で獲得する事が出来る年でしょう。Curtisがチームのトレーニング施設に入ってディープに走れるスピードを披露したと地元紙で評価されています、これは地元紙のリップサービス混みの評価なのであてにはなりません。コーチ陣がスピード不足と評価した場合にはWRの上位指名の可能性が出てきます、本当に上位指名したらCurtis取ってきた責任者を解雇するべきでしょうけど・・・・。