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Carrikerならトレードアップも

2007-04-08 08:22:01 | イーグルス
 1巡26位まで残っている可能性は低いと予想されていますが、今年のドラフトで個人的に指名して欲しい選手のトップ3に入るAdam CarrikerがPhiladelphiaを訪問しています。

 NebraskaのCarrikerは6-6 291ポンドのDE/DTでシニアボウルの練習中に評価が急上昇し、コンバインで更に評価を上げ、プロデイも評価を上げています。2日目候補だったのが今では1巡15位程度で指名されると見られているようです。EaglesではDTと考えても、Mike PattersonとMontae Reagorのスターター候補よりも重くて大きいサイズを持ち、40ヤードは4,72(2年前のドラフトでDT最速だったPattersonは292ポンドで4,9程度でした)とDTとして考えれば異常なスピードで走り、20ヤードシャトルは4,19とDE全体でトップクラス、3コーンドリルは7,08のDEでトップクラスでDTではありえない数字を叩き出しています。ベンチプレスも33回上げていますしパワーも十分です。
 これだけの身体的能力を持っていて、シニアボウルでパスラッシュ技術を絶賛されたCarrikerがカレッジでのキャリアが終了した時点での評価が2日目候補と言うのはちょっと考えられません。Big12のファーストチームに2度選ばれている所を見ると、ちゃんと活躍していたのでしょうし、特別性格などに問題が有ると言う情報も有りません。身体的に全く問題が無く、シニアボウルの練習で評価を上げたという事はNFLでも通用するだけの技術を持っているのでしょう、ランストップDEとしてもパスラッシュDTとしても使えると評価されるCarrikerを手に入れる事が出来れば課題のランディフェンス強化につながる事は間違いないでしょう。トレードアップしてでも狙う価値の有る選手と評価します。

 
 パスラッシュ専門のDEグループですが、左ひざの手術を受けたJavon KearseはこれでTEN時代と合わせて両膝の手術を受けた事になります。Darren Howardも2005シーズン後半膝を痛めて欠場しました、この2人の健康状態を維持するのには今後も苦労する事になるでしょう、バックアップのTrent CokeとJuqua Thomasは共に軽量でランストップ能力は期待できません。パスラッシュだけをDEに期待しているJim Johnsonの戦術ならばこの4人をスターター・バックアップ関係なくローテーションさせる事で休ませる事は可能です。しかし、ラン中心のチームと対戦した時にランとしっかり止めれる人材を用意する事も必要です。
 契約上、今シーズン限りでKearseを放出するのは今シーズン10サックの大活躍でもしない限り間違いないでしょう、ただ今年のFA市場の高騰を考えれば2008シーズン8ミリオン程度のキャップヒットでも使う事になるかもしれません。Jerome McDougleの契約も今年が最後です(ドラフトでDE補強した瞬間解雇されるでしょうけど)。 そういう事を考えれば、今年のDE5番手、来年居なくなる可能性が高いKearseの穴埋め、ランディフェンスの強化等の為に今年DEを上位で獲得する事は十分に予想できます。
 ここでやはり問題になるのは。ランストップが出来る選手を取るのか、パスラッシュ特化型を取るのかになるでしょう。これ以上パスラッシャーを取ってもディフェンス力の強化にはならないでしょう、キャリアで45サック以上を記録する2人ベテランに、去年8サックのCole,6サックのThomasと居るのですから、必要なのはランストップタイプなのは誰の目にも明らかです。しかし、パスラッシュ特化型のDEしかドラフト指名した事が有りませんしFAでも取った事無いです。Andy ReidとJim JohnsonがランストップDEを取るとすれば、Carrikerのようなパスラッシュも出来る巨体しか無いでしょう。2巡候補としてIkaika Alama-Francis、Ray McDonald辺りのDE/DTタイプを含めてDE上位指名するならばパスラッシュ特化型ではなく、ランストップも出来る選手にしてもらいたいです、それでもパスラッシャーを取ってしまうのがこのチームなんですけど。