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指名して放出

2007-04-18 07:45:13 | イーグルス
 3年目のRyan Moatsをトレードに出したがっていると言う噂が有ります。まあ、Dhani Jones,Jerome McDougleをトレードしたがっているのはほぼ間違いないでしょうが、噂と言う程度ならばSam Rayburn,Greg Lewis辺りも放出要員と噂する事は出来ますけどね。

 Brian Westbrook,Correll Buckhalterに次ぐRB3番手のMoatsですが、Westbrook故障後スタータに昇格して平均5,1ヤード走ったルーキーシーズンから一転ファンブル連発でプレイする事すらなくなってしまいました。Westbrookのクローンと評価されるスピードとクイックネスを持ち、リターナーとしての起用もできる選手なのですが、使ってもらえないのではチームに残す意味が有りません。個人的には使えばそれなりの成績を残せる選手だと思っています、特に今のOLならば小柄なMoatsでもスクリメージを抜ける事が出来るでしょう、一旦オープンフィールドに出ればそう簡単には捕まりません。去年のオフシーズンにはDENからトレードのオファーが有ったようです、スピード重視のゾーンブロックに合っている選手と言う意味でのオファーだったのでしょう、Moatsの特性を考えればゾーンブロックのチームに行った方が幸せになれるかもしれません。
 EaglesがMoatsをトレード要員として売りに出たのが本当だとすれば(常にほぼ全ての選手を取引する交渉をして居るのですが)RBのドラフト指名を考えていると言う証明にもなります。Westbrook,Buckhalterの2人で1シーズン乗りきる事は期待できません。2人とも元気な状態で1シーズン乗り切ったのはA.J Feeleyが頑張った2002シーズン以来4年ぶりの事です、まぐれを2度期待するべきではないでしょう。
 個人的にはMoatsが3番手でも能力的には問題ないと思って居ます。チームの課題であるショートヤードを確実に取るパワーランナー不在は改善されませんが、Westbrookの負担を減らす為にWestbrookと同じ役割をこなせる選手と言う意味でMoatsは有効だと思います。怪我の多い2人が無事にシーズンを過ごせるならば、3人目は240ポンド級のパワーランナーで良いでしょう。しかしこの2人のどちらかが戦列を離れる可能性の方が無事に過ごすよりも高いです、そうなった時にその穴を埋めるのはショートヤード専門のパワーランナーでは有りません。健康状態に大きな不安があるベテラン2人を使う現状では3番手は万能型を用意する必要が有ると考えています。ルーキーシーズンを見る限り、使えば横だけでなく縦に走る事も(オフタックル辺りが限界でブラストには使えませんが)出来ます。出番の来た最終週のATL戦では膝を痛めて居た事とOLが押してくれなかった為に酷い成績に終わっていますが、これがMoatsの実力ではないです。

 使えば結果を出せる選手だとは思いますが、使ってすらもらえない選手であるのも事実です。3巡指名を使って獲得しましたが今トレードに出しても3巡貰える訳が有りません。かといってチームに残してもAndy Reidに使う気が無いのならば意味が有りませんから、トレードに出してあげた方がMoatsにとってもチームにとっても良いと言う事になりそうです。ドラフトでRB指名してすぐにMoatsトレードと言ういつもの流れになるのではないかと思います。


 指名候補選手のハイライトフィルムを見て回っていますが、RBは欲しかった選手に致命的な欠陥があるように見えました。まあ、上位指名候補にも欠点が有るのは当然ですし、それを修正してプロで使えるように成れるかどうかが活躍できるかの境目なのですから、欠点が有る事は大きな問題ではないのかもしれません。