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L.Jの値段

2007-04-10 08:15:54 | イーグルス
 ドラフトで誰が良いかと言う話よりも、L.J Smithと再契約できるのか、これがTEをドラフトで取るかの分かれ道です。

 同期のTEでの出世頭はDALのJason Wittenでしょう、去年の夏に6年28ミリオン、ボーナス12ミリオンの契約延長を手に入れました、プロボウルにも選ばれています。次がINDのDallas Clarkになります、Clarkも今年が契約最終年度で契約延長交渉をしているものと見られます。
 L.Jはプロボウル選出も有りません(補欠として2度名前は出ています)数字を見てもこの2人には遠く離されています。しかし、今回のオフシーズンのFA市場高騰を見てしまえば、1年前に再契約したWittenと同等以上の金額を要求してくる事も考えられます。それでも5年25ミリオン以上の金額を支払う必要の有る選手とは思えません。気になるのは、公約延長交渉を引き延ばされた時のEaglesフロントの諦めの良さです、今回SFに移籍したMicheal Lewisも同期のLito SheppardとSheldon Brownが契約延長する中、金額アップを狙って交渉を引き延ばした経緯がありました。去年シーズン中にスターターを降ろされたのも再契約不可と見て次世代のスターター候補Sean Considineを育てる方向に移行したとも考えられます。
 そういう事まで考えると、もしL.Jと契約延長交渉が難航しているのならば(正式に交渉をしているかは不明です)あっさりと見切りを付けて次のスターター候補をドラフトで指名することになる可能性が出てきます。1日目にTEを指名し、NFLに順応した時点で試合に使っていくやり方を取る事になるでしょう。そして、スターターが務まると判断すればL.Jは引き止めず放出、スターターは無理と判断した場合にはL.J引止めと言う事になるのではないかと思います。
 L.JはスピードはTEとしてリーグトップクラスですが、サードダウン5ヤード程度を堅実にクリアするようなタイプでは有りません。これはMcNabbのショートパスの精度は関係ないでしょう、Chad Lewisの時は出来たのですから。イージーなキャッチミスが多く、ポジショニングがイマイチで背も高くないのが原因と考えます。しかし、TEとしては稀有な才能として50ヤードのロングパスでTDを奪う事が出来るだけの身体能力を持っています、今年の(当分変わらないでしょう)WR陣にディープスピードが無い分、SSとのミスマッチを利用してディープに走りこむ事が増える可能性を考えれば、このディープスピードと言う才能はチームに不可欠なものです。
 つまり、L.JのTEとしての総合評価に5年25ミリオンは高すぎるが、EaglesにL.Jは不可欠、こういう事になります。

 2番手のMatt Schobelはキャンプでパスが取れずコーチ陣に干されました。シーズン後半はプレイタイムも増えてきましたから今シーズンは使われるのかもしれませんが、嫌った選手はとことん干し続けるのがAndy Reidです。WCOに慣れるのにちょっと時間が掛かっただけなのか、なにかしら欠陥が有るのか、コーチ陣の評価次第では2番手確保も危ういかもしれません。
 3番手兼LSのMike Bartrumは去年の首の怪我で引退濃厚と報じられましたが、今の所チームに残っています。怪我から回復する事が出来るならばリーグトップクラスのLSとしてチームに帰ってくるでしょう。

 そういうことを考えると、今年のドラフトでL.Jの後継者・Schobelの代役、をドラフトで手に入れる可能性は十分にあります、特にL.Jとの契約を諦めている場合には1巡TEの可能性すら有ると考えても良いでしょう。そうなると40ヤード4,5クラスの数字を出したGreg Olsenが26位まで落ちてきた場合指名するかもしれません。また、3巡候補と言われる地元出身のBen Patrickをかなり前から追い続けていると言う情報も有ります、こちらは40ヤード4,75とスピードは平凡ですからSchobelの代わりとしての指名になるのでしょう。
 今シーズンだけを考えるならば、手入れ不要のポジションだと思います。しかし、L.Jの再契約、Schobleの評価次第では1巡指名もありえるポジションです。L.Jと再契約して6巡か7巡で1人指名しておくのがベストの選択だとは思います。