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3番手候補は必須

2007-04-04 07:24:03 | イーグルス
 去年後半酷使したBrian Westbrookとガラスの膝を持つCorrell Buckhalter、スピードは有るのですがコーチ陣に見放されている感の有るRyan Moats,この3人で開幕を向かえてはいけません。

 1200ヤード走り、699ヤードパスで稼いだWestbrookは5年目にしてついに1000ヤードラッシャーの仲間入りをしました。2004、05と180キャリー70レシーブ程度だったのが、2006シーズンは240キャリー77レシーブと3割り増しで使われた計算になります。小柄で怪我が多く、耐久力に問題が有るWestbrookですから、酷使されたダメージは蓄積されやすいと考えた方が良さそうです、今シーズンは1試合15キャリーの制限を守るようにしないと後半数字が落ちるような事になるのではないかと心配します。能力としてはインサイドをスピードで抜けるステップも有りますし、アウトサイドへのスピード、パスレシーバーとしてのキャッチ力にスクリーンパスを受けてからの縦へのスピードと、インサイドへのパワー以外全てを持っています。
 Westbrookを休ませる為にも、怪我で欠場した時の事を考えても2番手のRBは重要になります。2年ぶりに復帰したBuckhalterは平均4,2ヤードで345ヤード走りました、縦への突破が武器のRBですが、インサイドランナーと言う程のパワーは有りません、その代りにWCOに対応する事が出来ます。3度シーズンエンドを経験して、両膝をACLで手術しているキャリアが無いならば理想的なNo2RBとしての能力を持っています、言い方を変えれば特別な武器も持っていない代わりに、全てのプレイに対応できる万能型と言う事になります。キャンプ初日とプレシーズンゲーム緒戦を無事にクリア出来るか、この2つが最大の障壁になるでしょう。
 3番手として3年目を迎えるMotasが控えます、ルーキーシーズンにはWestbrook,Buckhalterの怪我でスターターに昇格して平均5,1ヤードで278ヤード稼いでいます。横に流れるスピードは素晴らしいのですが、パスキャッチ力がイマイチでファンブル癖が有るのが問題です。リターナーとしても試されましたが、ファンブルの多さからコーチ陣の信頼を失っている印象です、Andy Reidはこの手のミスが多い選手には冷たいですし上記2人の怪我が無い限り飼い殺しは続くと予想します。

 この3人で1シーズン乗り切るにはかなりの幸運が必要になります。怪我に弱いWestbrookとBuckhalterがシーズンを無事に乗り切る可能性は低いですし、Moatsは能力は有るのですがミスが多すぎます、4番目のRBを加える事が重要になるでしょう。

 ドラフトでは2巡候補と見られていたRBが評価を落としているようです、その中でも去年のシーズンが始まる前は1巡候補と言われていたAuburnのKenny Ironsは2巡で取るには面白い存在だと考えます。4年生の昨シーズン成績を落とした事などで評価は下がっていますが、万能型で今のチームの3番手として加えるには理想的な選手と考えます。
 5巡まで残っているかは微妙なのですがHoustonのJackie Battleが今1番評価を上げているRBでしょう、6-2 235ポンドのRB/FBの体格で40ヤード4,41で走りました。3コーンドリルも6,51と凄まじい数字ですし、単純に縦を走るスピードだけの選手とは思えません。元々がドラフトに引っかかるかぎりぎりの選手だったようですが、この数字を出した事で評価は急上昇しています、カレッジでの成績は2流ですがこのサイズとスピードはギャンブルする価値は有りそうです。235ポンドの巨体で縦に突進する事が出来る40ヤード4,4スピードのRB,今のチームに最も求められる能力の持ち主かもしれません。

 私はインサイド特化型のRBをチームに加える必要は無いと以前から考えています。主力の2人に怪我が多い事を考えても、パスを取れないRBをReidが起用しない事を考えてもパワーだけのRBは獲得しないでしょう。Westbrookが怪我をした時に代役が務まるような万能型のRBをバックアップとして用意する事が重要だと考えます。3番手以降のRBが評価を下げているようですし、3巡を使う事で良いバックアップRBを獲得できそうな気配が有るようです。Westbrookが絶対的なエースRBとして居るのですから、その負担を軽く出来て、いざと言う時にはスターターで使えるようなバックアップを見つけてくれる事を期待します。