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McCoy vs Danieles

2007-07-03 07:45:35 | イーグルス
 2005年のドラフト2巡指名Matt McCoyは3年目のシーズンを迎える事無くチームを去ることになるかもしれません。怪我でスカウティングコンバインを欠席(というか、招待されなかった)McCoyですが、この年のOLBとしてはトップ5に入ると言う高評価とドラフトされないだろうとする低評価の2極化された評価の中OLB4番目にで指名されました。5-11 230ポンドとWLBとしても小柄なMcCoyにはパワーアップの必要が有ると注釈が付きましたが、まじめで戦術理解能力が高いとEagles好みの選手で有るとも言われていました。トップスピードよりも一歩目の出足が素晴らしくショートゾーンでのパスカバーで力を発揮してくれると期待されたのですが、結局パワー不足の為にランディフェンスが弱く用意されたスターターの座から転落しました。
 去年後半の連勝はDonovan McNabbからJeff Garciaへの交代がきっかけではなく、Brian Westbrookの酷使(McNabbが怪我をする前の試合からWestbrookに20キャリー以上させ始めています)とMcCoyからOmar GaitherへWLBを交代してのが当たったのだと私は考えています。Gaitherは今年MLBに挑戦していますし、WLBとしてもパワー不足だったMcCoyと比べればGaitherがランディフェンス向上に貢献したのは明らかです。ニッケルLBに降格したのですがMcCoyの持ち味が最も活きるのはニッケルLBのようなショートゾーンでのパスカバーと言われていたので、McCoyの復活を期待したのですが、結局パスカバーでも特筆するような能力は見られませんでした。
 大きなミスをするわけではなくきちんとシステム通りの動きをしているのですがスピード・パワー共に水準に達していない為にリードブロッカーに拾われスピードで抜かれると言う場面を連発しています。コーチからすれば言う事を聞くいい奴なのかもしれませんが、能力が足りない時点でプロとしては生き残るのは難しいです。

 今年GaitherはMLBにコンバートされました(WLBのバックアップも兼ねる事になると思います)その代わりに入ってきたのは元プロボウラーTakeo Spikesです、McCoyをスターターとして育てる事を諦めたと考えて良いでしょう。McCoyの生き残る道はSTでの働きかニッケルLBとしての道を選ぶしかないのですが、ニッケルLBの1人はGaitherが入る事になるでしょう。もう1人のニッケルLBにはTEのカバーを担当するだけのサイズを持つStewart Bradleyが入る事をコーチ陣は期待していると思われます、BradleyがNFLに適応出来ない場合にはMcCoyがニッケルLBとして起用されるかもしれませんが、BradleyがSLBのバックアップとニッケルLBで起用できると判断された場合にはMcCoyがカットされる可能性は高くなります。
 STでの働きならばTank Danielsが上でしょう、LBロスター枠が6人とすれば、Spikes、Jeremiah Trotter,Chris Gocongのスターター3人に、Gaiter,Bradleyまでは確定です。最後の1人をDanielesとMcCoyで争っている事になりますがMcCoyが不利と考えます、2巡指名でも使えないと判断した場合に即カットするのはQuinton Caverの時で前例があります(2巡指名のLBを外し続ける伝統もあります・・・)このままだとMcCoyは開幕前にカットされる事になるかもしれません。