イーグルスファンの独り言 Philadelphia Eagles Fan Blog

フィラデルフィア イーグルス ファン ブログ

5か6か

2007-07-21 09:11:23 | イーグルス
 ロスター枠が6ならば怪我さえしなければ競争無しで6人確定します、ロスター枠が5の場合誰がカットされるのかは予想が難しいです。

 T.Oの出場停止処分以来、ルーキーシーズンからメインターゲットの重責を負い続けるReggie Brownが今年もパスオフェンスのキープレイヤーになるでしょう。6-1 200ポンドと平均的なサイズを持ち、ディープでCBを置き去りにするスピードは無いもののストップアンドゴーの加速でフリーになる事が出来るクイックネスを持ちます。ダウンフィールドブロッカーとしても優秀で、アウトサイドのプレイではリードブロッカーとしてCBをパンケーキする姿を見る事が出来て、スクリーンパスがロングゲインになる時は大概Brownが良い仕事をしています。
 No1WRになるにはスピードもキャッチ力も足りません、平均的なNo1WRで良いNo2WRと言うのがBrownの正しい評価でしょう、それでもWCOのWRとして求められる物は持っています、イージーなキャッチミスを無くせばならに良くなる筈です。

 STLでは3番手としてプレイしてきたKevin CurtisがSEのスターターになります。縦よりも横に動かす事に持ち味が有る典型的なスロットレシーバーで、ディープに走りディフェンスをストレッチする事が求められるチームのSEとしての能力を持っているかは疑問です。ただ、Andy Reidのシステムはフィールドを横に広く使うWCOと言うよりも縦に広く使うストレッチ系のオフェンスですし、システム習得に戸惑う事は無いのではないかと思われます。SEには縦に走りこむ事が要求されたReidのシステムから、Marty Mornhinwegのシステムに変更になりますし、これまでとは少し違う役割を担うのかもしれません。
 30ミリオンの契約をしましたが、すごく良いNo3WRで平均よりは良いNo2WR程度の評価が正しいでしょう。プロボウル常連コンビが居た為にスタータに成れなかったとも言えますが、同じ程度の能力を持っていれば年齢的にもIsaac Bruceを追い落としてスターターを確保していたはずです、やはり3番手のWRでしかなかったのでしょう。

 3WRセット時にはSEに入る事が予想される2年目のHank Baskettは6-4 220ポンドのサイズが売りです。TEコンバートが噂されたがっしりとした体ですが、見かけ以上に縦のスピードは持っています。しかし、横に速い選手ではないのでスロットからフィールド中央に走らせるようなルートは苦手でしょう、使うのならばアウトサイドでCBをサイズで圧倒するのか、5ヤードのパスを取らせてからパワーを活かしたRACを狙うような使い方だと思います。
 良くも悪くもWRとTEの中間に居る選手です、もう少しフットワークが良くなればHBとしてモーションから発進させディフェンスのミスマッチを作り出す いやらしい使い方が出来るようになるでしょう。モーションさせてストロングサイドを作り、そこからリードブロッカーとして使うようなランプレイも面白い筈です。

 スピード不足が問題の2年目Jason Avantはルート取りとキャッチ力で生き残りを図る事になります。ストレートスピードも加速力も平凡なAvantには4番手5番手以上の期待は出来ませんが、堅実なキャッチ力は持っているようですし(それが無ければカットされるでしょう)サードダウンで入ってくるような使われ方をする事になるでしょう。

 チームのレシーバーでは一番のベテランになるGreg Lewisですが、同じタイプのCurtisが入って来たためにカットされる可能性があります。本来はKRとしても起用された縦へのスピードが売りの選手でしたが、最近はスロットから横に走らせて良い仕事をするようになりました。競り合いに弱く完全フリーの状態でないとパスを取れないのは問題ですが、フリーになる方法を知っているベテランは上手く使えば十分に武器になります。STでも素晴らしいプレイを見せる事ができます。

 KR,PR両方を任される事になるJeremy Bloomはディープへの囮としても起用されるかもしれません、スキーをやらなければWRとしても一流になっていたと言う評価も有ったBloomですが、まずはチーム唯一のリターナーとしての起用がメインになるでしょう。
 BloomをWRとして数えるか、リターン専門としてST枠に入れるのかでWRの人数が変わるでしょう。Bloomに5番手のWRが務まると判断すればWR枠は5になると予想します。


 過去2年間PSで育成してきたMichael Gaspersonは6-4のサイズを持ちます、同じタイプのBaskettが居るのでロスター残留は難しいでしょう。スピードもパワーも足りません。

 去年のルーキーFAでNFLEに派遣されていたJ.J Outlawは5-9の小柄なレシーバーです、大柄なWRが多いチームの中で唯一の小柄なWRですから、他のWRとの違いをアピールする事が重要です。
 
 ルーキーFAからPSで1年過ごしたBill Sampyが6番目のWRを狙う最右翼のようです。5-11 192ポンドと平均的なサイズでスピードも特別速いわけではないようですが、WCOに必要なミドルでパスを受けるための動きが良いと評価されます。Reggie Brownと似ている選手なのかもしれません。

 普通に考えれば上記の6人でWR陣は決まりなのですが、WR枠が5の場合には誰がカットされるか難しいところです。Greg Lewisは若手揃いのWR陣をまとめる中堅選手として必要だと思います。