気が付けばトレーニングキャンプまであと10日になっています。ポジション毎に気になる点を書いてみます。
QB ロスター枠は3です。Donovan McNabb,A.J Feeley,Kevin Kolbの3人でほぼ確定でしょう。Kelly Holcombは3人(特にMcNabb)にアクシデントが有った時の保険と言う事になりそうです。
McNabbは去年10月に右膝の手術を受け、今シーズン開幕からの出場は無理だろうと当事は診断されていました。しかし、2月にはプール内でのトレーニングを始め、6月にはパスを投げるところまで回復しました。現在は毎年恒例のパッシングキャンプを行っていて、膝の痛みも無く順調に調整をしているようです。しかし、実戦で要求されるドロップバックのスピード、スクランブル、ロールアウトのフットワークを取り戻しているかは疑問です。走れないMcNabbは普通のQB,3年前私はそう評価しました。その後、去年一昨年と怪我をするまでのパス成績はリーグトップクラスです、ショートパスのコントロールが良くなった訳では有りませんが、ディフェンスを読む能力とパスを落とすタイミングが向上したのが成績向上の要因だと考えます。
フットワークを失った状態では相手に掛けるプレッシャーが違いますが、今のOLはリーグトップクラスの陣容を誇りますから、逃げ回らなければならないような事にはならないでしょう。同時にBrian Westbrookの開花とRB陣の大幅補強でランの割合を増やす路線を今年も継続するのならば、フットワークを失ったポケットパサーMcNabbでもそれなりの成績を残す事ができると予想します。
負傷が続くMcNabbにアクシデントが起こった場合、代役を務めるのはFeeleyになります。フットワーク、フィールドビジョン共に平均的、強肩と無理をしなくていい場面で無茶なパスを投げないのが取り柄のQBと評価します。バックアップとしては十分な能力と実戦経験を持っています、1シーズンスターターを任せるのには不安が残りますが、数試合代役を務める程度ならば大きな問題にはならないはずです。Eaglesのシステムやメンバーも熟知しています、これはシステム習得を重視するコーチ陣の信頼と言う意味でも素晴らしいことです。
ルーキーKolbですが、ショットガン専用のキャリアを過ごしてきた事で、QBとしての技術を1から叩きなおされている状態のようで即戦力にはほど遠いと現在の評価は低いです。肘が低いスローイング、ドロップバックのステップとフィールドビジョン、RBへのエクスチェンジとプレイアクション、基礎技術の部分でNFLでは使い物にならないといわれます。ただ、QBはチームリーダーでさえあれば良い、Andy Reidが公言しています、そう言う面ではチームに溶け込んでいるようですしMcNabb,Feeleyが居ますから技術は1~2年掛けて作り直せば良いと考えての指名でしょう。
先発経験豊富なHolcombですが、Feeleyとの2番手争いでは、システム習得の面で大きなハンデがあります。CLE,BUF共にシステムが違いますからWCOに慣れるのには時間が掛かるでしょう、それでもトレードで獲得したのですから何か期待した部分が有るはずです。3月の段階でMcNabbの復帰を怪しんだ為の獲得ならば、McNabb復帰と同時に必要なくなりますし、Feeleyと競わせるだけの評価を得ていたのならばトレーニングキャンプでのポジション争いを演じる事になります。評価が同じならば契約面でFeeleyが勝つ事になりますし、Holcombには厳しい戦いになりそうです。
McNabbが1シーズン無事に過ごせるのか、そしてフットワークがどれだけ回復するのか、これが今シーズンのEagles最大の不安要素なのは間違いありません。トレーニングキャンプで実戦形式の練習をファンの前に見せるようになれば、すぐにフットワークの回復具合は公になるでしょうからレポートを待ちたいと思います。
シーズン途中で離脱する可能性を考えればバックアップになるであろうFeeleyの成長も必要になります、FeeleyがMIA,SDで過ごした間にWR陣はほぼ全員入れ替わりました、去年はサードチームでしたからファーストチームのレシーバーとの練習回数は多くない筈です、McNabbが練習時間を制限するであろう今のうちにレシーバーとのアジャストを済ませる事が必要です。
Kolbの実戦投入には少なくとも1年は掛かりそうです、焦らずに基礎から作り直してくれればそれで十分です。
QB ロスター枠は3です。Donovan McNabb,A.J Feeley,Kevin Kolbの3人でほぼ確定でしょう。Kelly Holcombは3人(特にMcNabb)にアクシデントが有った時の保険と言う事になりそうです。
McNabbは去年10月に右膝の手術を受け、今シーズン開幕からの出場は無理だろうと当事は診断されていました。しかし、2月にはプール内でのトレーニングを始め、6月にはパスを投げるところまで回復しました。現在は毎年恒例のパッシングキャンプを行っていて、膝の痛みも無く順調に調整をしているようです。しかし、実戦で要求されるドロップバックのスピード、スクランブル、ロールアウトのフットワークを取り戻しているかは疑問です。走れないMcNabbは普通のQB,3年前私はそう評価しました。その後、去年一昨年と怪我をするまでのパス成績はリーグトップクラスです、ショートパスのコントロールが良くなった訳では有りませんが、ディフェンスを読む能力とパスを落とすタイミングが向上したのが成績向上の要因だと考えます。
フットワークを失った状態では相手に掛けるプレッシャーが違いますが、今のOLはリーグトップクラスの陣容を誇りますから、逃げ回らなければならないような事にはならないでしょう。同時にBrian Westbrookの開花とRB陣の大幅補強でランの割合を増やす路線を今年も継続するのならば、フットワークを失ったポケットパサーMcNabbでもそれなりの成績を残す事ができると予想します。
負傷が続くMcNabbにアクシデントが起こった場合、代役を務めるのはFeeleyになります。フットワーク、フィールドビジョン共に平均的、強肩と無理をしなくていい場面で無茶なパスを投げないのが取り柄のQBと評価します。バックアップとしては十分な能力と実戦経験を持っています、1シーズンスターターを任せるのには不安が残りますが、数試合代役を務める程度ならば大きな問題にはならないはずです。Eaglesのシステムやメンバーも熟知しています、これはシステム習得を重視するコーチ陣の信頼と言う意味でも素晴らしいことです。
ルーキーKolbですが、ショットガン専用のキャリアを過ごしてきた事で、QBとしての技術を1から叩きなおされている状態のようで即戦力にはほど遠いと現在の評価は低いです。肘が低いスローイング、ドロップバックのステップとフィールドビジョン、RBへのエクスチェンジとプレイアクション、基礎技術の部分でNFLでは使い物にならないといわれます。ただ、QBはチームリーダーでさえあれば良い、Andy Reidが公言しています、そう言う面ではチームに溶け込んでいるようですしMcNabb,Feeleyが居ますから技術は1~2年掛けて作り直せば良いと考えての指名でしょう。
先発経験豊富なHolcombですが、Feeleyとの2番手争いでは、システム習得の面で大きなハンデがあります。CLE,BUF共にシステムが違いますからWCOに慣れるのには時間が掛かるでしょう、それでもトレードで獲得したのですから何か期待した部分が有るはずです。3月の段階でMcNabbの復帰を怪しんだ為の獲得ならば、McNabb復帰と同時に必要なくなりますし、Feeleyと競わせるだけの評価を得ていたのならばトレーニングキャンプでのポジション争いを演じる事になります。評価が同じならば契約面でFeeleyが勝つ事になりますし、Holcombには厳しい戦いになりそうです。
McNabbが1シーズン無事に過ごせるのか、そしてフットワークがどれだけ回復するのか、これが今シーズンのEagles最大の不安要素なのは間違いありません。トレーニングキャンプで実戦形式の練習をファンの前に見せるようになれば、すぐにフットワークの回復具合は公になるでしょうからレポートを待ちたいと思います。
シーズン途中で離脱する可能性を考えればバックアップになるであろうFeeleyの成長も必要になります、FeeleyがMIA,SDで過ごした間にWR陣はほぼ全員入れ替わりました、去年はサードチームでしたからファーストチームのレシーバーとの練習回数は多くない筈です、McNabbが練習時間を制限するであろう今のうちにレシーバーとのアジャストを済ませる事が必要です。
Kolbの実戦投入には少なくとも1年は掛かりそうです、焦らずに基礎から作り直してくれればそれで十分です。