OLのロスター枠は9か10でしょう、スターター5+アクティブになるバックアップ2+アクティブにならない育成枠が2か3になるのが通常の編成です。
スターターの5人は去年と変わりません、左からWilliam "Don't call me TRA” Thomas、Todd Herremans、Jamaal Jackson、Shawn Andrews、Jon Runyanの編成です。
TRAは今年も怪我でミニキャンプを欠席しました、オフシーズンに膝の手術を受けています。この手術自体はそれほど大きなものではないようですしOTA後半から別メニューですが練習には参加しています、トレーニングキャンプは初日から参加するでしょうし大きな問題にはならないと考えます。去年一昨年は足に血栓が出来てトレーニングキャンプも半分程度休んでいますし、その前は腰の手術で出遅れました。それでもリーグ有数のLTとしてプレイを続けていますから、開幕に向けて調整はしてくるでしょう。
350ポンドだったウエイトを335ポンド程度に落とす事でスピードを増す予定でした、膝の手術を受けた事も負担を減らす事を考えた理由でしょう。元々長い腕を使ってのパスプロテクションが売りで、巨大な体を持つ割にランブロックの良い選手ではありません。3年位前までの左オフタックルのランからMcNabb右ロールアウトのオフェンスパターンから、ランはAndrewsを使った右サイドに比重が移っていますから巨体を維持するよりも今まで以上にパスプロテクトを重視するのは良い事だと思います。
3年目を迎えるHerremansはLGにコンバートされた去年 可もなく不可もないプレイを続けました。LTからLGへ移った事でパワー不足が懸念されましたが、それなりにこなしたと言う印象です。ランプレイでも押せず押されず、パスプロテクトは押されながらも割られはしない、他の4人がプロボウル級なのでそれで十分なのですが、パワーアップを計らなければなりません。昨シーズン後半はランで押す場面も見られるようになって来ましたし、OTからGへのコンバートは順調に進んでいると見て良いでしょう、LTの後継者はWinston Justiceが担うでしょうからGとしての体作りを進めて欲しいものです。
OTからG、さらにCへとコンバートを繰り返しやっとスターターの座と長期契約を手に入れたJacksonですが、スターター1年目の昨シーズンすでにプロボウル級と言われる活躍をしています。元々がランブロック特化型のGですし、最低限のスナップ能力を持つGがCをプレイしていると考えた方が正しいです。330ポンドとCとしては規格外のサイズを持ちますがGだと思えば平均的です、4-3全盛の時代はDTの間を抜けてMLBを拾うのがCの仕事でしたが3-4の巨大なNTを相手にする事が増えたのでこれからCの大型化が進むでしょう、怪我で仕方なく使ったのがきっかけですがCの大型化と言う意味で最先端を行く選手になるでしょう。
通常のスナップは上手くなってきて、立ち遅れる場面がだいぶ減ってきましたが、ロングスナップの不安定さをどうにかしなければなりません。ロングスナップ専門のMike Bartrumが負傷したのはショットガンでCを入れ替えた時のプレイでした。そしてBurtrumのIR入り後はショットガンでもCに入っていましたが、Jeff Garciaが上手く拾ってくれただけで即ファンブルにつながってもおかしくないスナップも見られました。
オールプロにまで一気に上り詰めたAndrewsですが、プレイオフのNO戦で首を痛め退場しています。脊髄に異常は無く軽症と言う事ですが、調整が遅れる事になります。そして調整が遅れるという事は340ポンドまで落として開花した才能が体重増で散ってしまう危険が有ると言う事です。2005シーズン最終戦は370ポンド以上有ったのを去年のミニキャンプで340ポンドに落として来ましたが、今年のミニキャンプではまた350以上有るのではないかと言う状態で来たようです。首の状態と体重、この2つがクリアできれば今年もリーグベストのランブロッカーとしてプレイするでしょうし、どちらかに問題があれば2年前に戻ってしまうと考えます。
ランブロックで前に出るだけならばリーグベストのパワーと出足を持っています、体重を落とした事でフットワークが良くなり対面のDTをランパス両面で圧倒する場面を増えオールプロに選出されました。やはり問題は判断力で、アウトサイドのランプレイ時などで動きながらブロックする相手を見つけるようなプレイでは判断ミスする場面が目立ちます。ただし、ゾーンブロックは多用しないチーム戦術を考えれば大きな問題ではありません、体重のコントロールが最大の課題になるでしょう。
堅実さではリーグでも有数のRunyanにも衰えは見え始めています、パワー・フットワーク共に少しづつですが落ちてきています。対面のDEを処理する能力は高いですが、少し離れたところから飛び込んで来るOLBを拾う動きに問題があります。公称330ポンドですが、300ポンド近くにまで落としてスピードの衰えをカバーしているようです。可動域は狭くなっていますが、今でもリーグ屈指のRTとしてのランブロック能力は持っています、Jackson,Andrewsとランブロッカー3人並べる右サイドの破壊力はリーグベストでしょう。
OLのポジションリーダーとして若手の見本になり、チーム全体を統率します。人格を重視するAndy Reid好みの選手と言えるでしょう。連続試合出場で歴代5位の記録を今も伸ばし続けている鉄人ですし、多少能力は落ちて来ましたが今年も堅実なプレイを見せてくれるでしょう。
スターターの5人は去年と変わりません、左からWilliam "Don't call me TRA” Thomas、Todd Herremans、Jamaal Jackson、Shawn Andrews、Jon Runyanの編成です。
TRAは今年も怪我でミニキャンプを欠席しました、オフシーズンに膝の手術を受けています。この手術自体はそれほど大きなものではないようですしOTA後半から別メニューですが練習には参加しています、トレーニングキャンプは初日から参加するでしょうし大きな問題にはならないと考えます。去年一昨年は足に血栓が出来てトレーニングキャンプも半分程度休んでいますし、その前は腰の手術で出遅れました。それでもリーグ有数のLTとしてプレイを続けていますから、開幕に向けて調整はしてくるでしょう。
350ポンドだったウエイトを335ポンド程度に落とす事でスピードを増す予定でした、膝の手術を受けた事も負担を減らす事を考えた理由でしょう。元々長い腕を使ってのパスプロテクションが売りで、巨大な体を持つ割にランブロックの良い選手ではありません。3年位前までの左オフタックルのランからMcNabb右ロールアウトのオフェンスパターンから、ランはAndrewsを使った右サイドに比重が移っていますから巨体を維持するよりも今まで以上にパスプロテクトを重視するのは良い事だと思います。
3年目を迎えるHerremansはLGにコンバートされた去年 可もなく不可もないプレイを続けました。LTからLGへ移った事でパワー不足が懸念されましたが、それなりにこなしたと言う印象です。ランプレイでも押せず押されず、パスプロテクトは押されながらも割られはしない、他の4人がプロボウル級なのでそれで十分なのですが、パワーアップを計らなければなりません。昨シーズン後半はランで押す場面も見られるようになって来ましたし、OTからGへのコンバートは順調に進んでいると見て良いでしょう、LTの後継者はWinston Justiceが担うでしょうからGとしての体作りを進めて欲しいものです。
OTからG、さらにCへとコンバートを繰り返しやっとスターターの座と長期契約を手に入れたJacksonですが、スターター1年目の昨シーズンすでにプロボウル級と言われる活躍をしています。元々がランブロック特化型のGですし、最低限のスナップ能力を持つGがCをプレイしていると考えた方が正しいです。330ポンドとCとしては規格外のサイズを持ちますがGだと思えば平均的です、4-3全盛の時代はDTの間を抜けてMLBを拾うのがCの仕事でしたが3-4の巨大なNTを相手にする事が増えたのでこれからCの大型化が進むでしょう、怪我で仕方なく使ったのがきっかけですがCの大型化と言う意味で最先端を行く選手になるでしょう。
通常のスナップは上手くなってきて、立ち遅れる場面がだいぶ減ってきましたが、ロングスナップの不安定さをどうにかしなければなりません。ロングスナップ専門のMike Bartrumが負傷したのはショットガンでCを入れ替えた時のプレイでした。そしてBurtrumのIR入り後はショットガンでもCに入っていましたが、Jeff Garciaが上手く拾ってくれただけで即ファンブルにつながってもおかしくないスナップも見られました。
オールプロにまで一気に上り詰めたAndrewsですが、プレイオフのNO戦で首を痛め退場しています。脊髄に異常は無く軽症と言う事ですが、調整が遅れる事になります。そして調整が遅れるという事は340ポンドまで落として開花した才能が体重増で散ってしまう危険が有ると言う事です。2005シーズン最終戦は370ポンド以上有ったのを去年のミニキャンプで340ポンドに落として来ましたが、今年のミニキャンプではまた350以上有るのではないかと言う状態で来たようです。首の状態と体重、この2つがクリアできれば今年もリーグベストのランブロッカーとしてプレイするでしょうし、どちらかに問題があれば2年前に戻ってしまうと考えます。
ランブロックで前に出るだけならばリーグベストのパワーと出足を持っています、体重を落とした事でフットワークが良くなり対面のDTをランパス両面で圧倒する場面を増えオールプロに選出されました。やはり問題は判断力で、アウトサイドのランプレイ時などで動きながらブロックする相手を見つけるようなプレイでは判断ミスする場面が目立ちます。ただし、ゾーンブロックは多用しないチーム戦術を考えれば大きな問題ではありません、体重のコントロールが最大の課題になるでしょう。
堅実さではリーグでも有数のRunyanにも衰えは見え始めています、パワー・フットワーク共に少しづつですが落ちてきています。対面のDEを処理する能力は高いですが、少し離れたところから飛び込んで来るOLBを拾う動きに問題があります。公称330ポンドですが、300ポンド近くにまで落としてスピードの衰えをカバーしているようです。可動域は狭くなっていますが、今でもリーグ屈指のRTとしてのランブロック能力は持っています、Jackson,Andrewsとランブロッカー3人並べる右サイドの破壊力はリーグベストでしょう。
OLのポジションリーダーとして若手の見本になり、チーム全体を統率します。人格を重視するAndy Reid好みの選手と言えるでしょう。連続試合出場で歴代5位の記録を今も伸ばし続けている鉄人ですし、多少能力は落ちて来ましたが今年も堅実なプレイを見せてくれるでしょう。