Haa - tschi  本家 『週べ』 同様 毎週水曜日 更新

納戸の奥に眠っている箱を久しぶりに出してみると…
買い集めていた45年前の週刊ベースボールを読み返しています

#139 1980年 ドラフト候補選手たち

2010年10月13日 | 1980 年 



    ドラフト会議を控えて週べが1位指名選手12人を予想をしています


石毛 (プリンスホテル):「原以上の逸材」が一時はプロ拒否宣言をしたが、その後「西武なら」と軟化。しかし他球団も
               諦めていない。守備・走塁はプロでも一級品、打撃も粗さは残るが成長の跡がうかがえる。

愛甲 (横浜高):「契約金は4千万円以上」発言で顰蹙を買うも、それもハングリー精神ゆえと評価する声も。投手より
          甲子園の右翼スタンドへ弾丸ライナーで放り込んだ打撃を生かして打者転向が予想される。

山内
(リッカー):浜名高から駒大に進学したが親友の野球部退部につられて?一緒に退部&退学。1年ほどブラブラと
          過ごした後、高校OBの口利きでリッカー入社。 「野球が出来るだけで幸せ」と12球団OKの即戦力。

(東海大):文句無しのドラフトの目玉。一応、巨人・大洋・西武・広島を意中球団としているが本心は巨人一本。
        打撃よりも腰高の守備面を危惧する声もあるが、それも大物ゆえの難クセか。

川村
(松商学園):今夏の甲子園で彗星の如く現れた豪速球投手で風貌や言動から「江川2世」の異名。1試合平均
           10個以上の奪三振を記録する好投手だが「西武以外ならプリンスホテルへ」と宣言。

市川
(東海大):将来性なら中尾(プリンスH)を凌ぐと言われる走・攻・守そろった好捕手ながら2~3年は辛抱か。

広瀬
(峰山高):「高校生左腕No,1投手、内角へ食い込む速球は今すぐにでもプロで通用する(中日・水谷スカウト)」
          PL学園のセレクションを落ちて以来、強者を倒すことに生き甲斐を感じるようになった。

竹本
(新日鉄室蘭):去年のロッテ1位を拒否して希望の在京セを貫く。社会人時代の木田(日ハム)以上と言われ
             「去年ロッテ入りしていれば新人王は木田ではなく竹本だったろう」との声も。

岡村
(河合楽器):今夏の世界アマ大会では3打席連続本塁打を放ち準優勝に貢献。12球団OKの堀り出し物。

高山
(秋田商):150kmを出せる高校生は高山くらいだろう。実家が横浜の為、既に親子揃ってプリンス野球部を
          見学済みで、西武以外ならプリンス入りが決定的。

石本
(滝川):「素材としては愛甲が上だが第一線に登場するのは石本の方が早いだろう」との声があるように
         高校生ながら即戦力に近い大型左腕。

中尾
(プリンスホテル):都市対抗では補強選手として出場し4本塁打で久慈賞を受賞。強肩に加え100㍍を11秒台と
               捕手とは思えぬ俊足も魅力の即戦力。





この年は人材豊富で1位候補は多かったのですが、市川(東海大)・岡村(河合楽器)以外は
週べの予想は的中しました。中田(日産→阪神)、川口(デュプロ→広島)が1位指名でした。












慶応大出身の野手はプロで通用しませんねぇ・・・青島、堀場、上田、大森





この時代は六大学以外の大学リーグの方がレベルが高くプロ入りする選手も多かったです








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