Haa - tschi  本家 『週べ』 同様 毎週水曜日 更新

納戸の奥に眠っている箱を久しぶりに出してみると…
買い集めていた45年前の週刊ベースボールを読み返しています

#17 甲子園優勝投手

2009年04月15日 | 1978 年 
この年のキャンプの話題をさらったのは、阪急の高卒ルーキー 松本・三浦の両投手でした。
「ナタの松本」「カミソリの三浦」とタイプの違う2人に注目が集まりました。特に松本は夏の
甲子園優勝投手で"江夏2世"の前評判通りの投球をキャンプで披露しシーズンでの活躍を
期待させました。

実は、それまでの甲子園優勝投手は大成せず遡っても浪商の尾崎くらいでした。優勝するまで
連投を強いられて、力投派の投手は力尽き 技巧派が勝ち残る事が多かった為と思われます。
この傾向はPLの桑田が現れるまで、愛甲・金村・畠山などがプロ入りしたものの投手としては
成功せず、記事の「ジンクス」を打ち破れませんでした。

期待された松本でしたが課題の制球難はついに解消されず、通算 32試合 1勝3敗 で引退。
一方の三浦は1年目でデビューを果たし1年目4勝、2年目8勝 と順調でしたが3年目以降は
怪我に悩まされて結局、通算 36試合 14勝 14敗に終わりました。このジンクスは彼ら2人だけ
ではなく、桑田以降も松坂や田中将(優勝は2年生時)が現れるまで 吉岡・石田・正田などが
プロ入りしましたがジンクスには勝てませんでした。

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