静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

小型船舶操縦士講習も後半へ

2019年01月10日 10時16分54秒 | 授業・講演

小型船舶操縦士講習は講義の最終日となりました。
明日からは船を使った実技講習となります。


別メニューの生徒は4人になりました。
と言うのも、18才未満では2級しかもらえません。
そこで、2人の18才未満の生徒は、すでに座学講習は終了です。
学園がこの時期に小型船舶操縦士講習を行うのは、なるべく1級を取得できるようにしているからです。


学園見学のお申し込み、入学のお問い合わせは電話、Eメールで。
詳しくはホームページをご覧ください。
電話 054-626-0219
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp
ホームページ www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940
入学試験の願書受付中。
〆切は1月11日(消印有効)です。
明日までに投函してくださいね!

 園長のつぶやき
漁師がどんな人なのか、ご存じの方は少ないと思います。
近いイメージは「職人」です。
そして、漁師に限らず職人は減少の一途です。

どんな職人でも、一流になるのは何年もかかります。
長い年月、自分の腕をみがくことで、一人前になることができます。

私のような水産技師が漁師と関わって、思うことがあります。
漁のことは一流でも、外の世界を知らない人が多いと言うことです。
それも、仕方がないことです。
仕事は、基本的に同じ船の上で、同じ作業となります。
とは言っても、その作業を極めることは簡単ではありません。
そのような生活で、外の世界を知ろうとするのは、なかなかできることではありません。
加えて、船の仲間や、漁協職員以外と話す機会もそうそうありません。

仕方はないんですけど、残念だとも思います。
いくら一流の職人であっても、世の中のことを知り、自分がどう対応するのか?
と考えることも必要ではないでしょうか。

そんなことも背景にあって、学園では多くの場所に出掛けます。
さまざまな外部講師もお招きします。
今年度は5人の水産庁研修生や、4人のミクロ研修生との出会いもありました。
就職したら、こんな機会はまずありません。
生徒には、就職しても外の世界に興味を持ち、見聞を広げてほしいと願っています。

コメント
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