静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

小型船舶操縦士講習 実技編

2019年01月15日 09時19分36秒 | 実習

今年は2名の生徒が成人式を迎えました。
この連休中は成人式のために郷里に戻っていましたが、他の生徒はやることがあります。
それは小型船舶免許の実技講習。
成人式の生徒は連休を避けて受講しました。


天気が崩れる予報もありましたが、穏やかな天候が続きました。
例年のように生徒にカメラを預け、撮影を頼みました。
寒い中ですが、やっぱり教室での講義より、実技の方が楽しいですよね。
広い焼津漁港内を使って講習を受けました。


この小型船舶操縦士講習ですが、受講しても免許が取れない場合があります。
学園生は実習船わかたかで操船練習をしているし、ロープも使えます。
講義内容も1、2学期にやったことを復習する形になります。
だから、全員が合格して免許が取れます。

学園見学のお申し込み、入学のお問い合わせは電話、Eメールで。
詳しくはホームページをご覧ください。
電話 054-626-0219
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp
ホームページ www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940

 園長のつぶやき
入学願書は1月11日の消印有効。
つまり、本日が実質的な最終受付となります。

期待を上回る願書が...っとはならず。
予想をやや下回る願書を受け付けました。

さて、数年前まで学園の受験者は定員を大きく下回っていました。
ですから、
「入試はあっても、落ちるはずのない学校」
と思われていたかもしれません。

そんなことないんです。
以前も不合格者はいました。
ただ、それは
「解答用紙が白紙」
あるいは、
「面接で一言もしゃべらない」
など。さすがにね。
私が学園に来てから、このような受験生には会っていません。

ところで、学園の見学時に入学試験について質問を受けます。
倍率や合格ラインなどです。
毎年大きく変動するので、お答えが難しいところです。
受験者は全国から来るし、定員も少ないからです。
でも、質問されれば実状をお話ししています。

難しいのは、相手がどう受け取るかです。
「落ちる人がたくさんいる」と思えば、学園への入学をあきらめます。
勉強が苦手な人が多いですからね。
逆に「落ちることはない」と受け取ると、事前の準備はしなくなります。
勉強しないならまだ良くて、周りの受験生を尻目に遊んで、悪い道に行ってしまうこともあります。

私も園長になった年は、このあたりの事情が分かりませんでした。
今思えば、失敗が多々あったと思います。

私も3年目で、失敗は許されません。
しかも、来年度は学園ができて50周年です。
何人の入学者になるかわかりませんが、少なくとも今年以上の卒業生を輩出したいと思っています。

コメント
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