今週から、第一級海上特殊無線(一海特)の資格取得の講義が始まっています。
講師は、無線指導専門の方にお願いしています。
第一級は、英文での通信も必要とするので、少し難しくなります。
中々頭に入らない生徒も入るようで、学園の先生に泣きが入った生徒もいました。
しかし、こういうことも乗り越えていかなくては、将来、漁師のリーダーとしてやっていけません。
学園で資格取得を目指す海技士資格は航海と機関ですが、実は通信(無線)もあります。
通信の海技士は、昔は花形だったようですが、現在では水産高校でも無線のコースがないところが多くなったとのこと。
それは、世界海洋遭難安全システム(GMDSS)が普及したことが大きな理由のようです。
GMDSSは、海難事故の際、自動的に救難信号を出すシステムのことで、多くの船舶に搭載されるようになりました。
そのため規制緩和がされ、通信の海技士を乗船させる義務がなくなったとのこと。
現在では通信の海技士ではなく一海特の免許を持っている者が乗船していれば、その者が通信長の役割を担っています。
このため、特に航海の海技士にとって、第一級海上特殊無線の資格取得は重要になります。
※ 学園の見学説明会の申し込みを随時受け付けております。
漁師になることを考えている方、学園に興味のある方の来園をお待ちしています。
オンライン(「Zoom」)による説明も可能です。
詳しくはホームページ https://gyogaku.com/setsumei/
をご覧ください。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます