10/19(火)、県西部浜名地区の水産関係施設の見学に行きました。
最初に訪れたのは、静岡県水産・海洋技術研究所浜名湖分場です。
ここは、浜名湖のアサリや遠州灘のトラフグなどの水産資源、ウナギやアユの養殖、ウナギの人工種苗生産、湖内環境のモニタリングなど、幅広い技術研究を行っています。
研究員の方から、浜名湖の特徴や水産資源についての講義を聴きました。
一昨年度から、浜名湖のアサリの漁獲量が激減しており、早い回復が望まれています。
漁師も資源回復への取組を続けていますが、回復の兆しすらみえてきません。
自然を相手に仕事をすることの難しさが少しは分かったでしょうか。
次に、浜名湖分場に併設されている浜名湖体験学習施設「ウォット」の見学です。
「ウォット」は、浜名湖に生息している水産生物を中心として、見て、触る体験ができる施設です。
今年度は、コロナの影響で夏休み期間中を中心に閉館となりましたが、10月からは通常営業になりました。
「ウォット」にある「ふしぎな水槽」は、水槽の下から手を入れるところが空いていて、水槽に直接手を入れることができ、子供達に大人気です。
学園の生徒も手を入れて魚に触ろうとしますが、つかまりません。魚のほうが一枚上手です。
普通の水槽なら、穴が空いた部分から水が噴き出してきますが、この水槽には秘密があって、水が出ない仕組みになっています。
秘密が知りたい人は、「ウォット」に行って体験し、勉強してきてください。
「ウォット」は、内容的には、小さな水族館的な施設ですが、展示にも随所に工夫がされており、大人でも楽しめます。
パソコンを使ったおさかなクイズのレベルは、研究員でも首をかしげるような難しい問題も混じっています。
自信のある方は、ぜひ試してみることをおススメします。
来館者にはリピーターも多く、高校生以下が入館無料なのがよいのかもしれません。
入館料と言っても、320円/人なので、高くはありません。
最後に向かったのが、新居町にある海釣り公園です。
家族連れからベテランまで、人気の釣り場です。
平日ですが、多くの釣り人でにぎわっていました。
せっかくなので、この公園から浜名湖と遠州灘を繋いでいる湖口の通称「今切口」(幅200m)まで行ってみました。
ここは、干満によって狭い湖口を通じて潮が流れるので、まるで川のようになります。
当日はちょうど潮止まり前後だったようで、いつもみられるような速い潮の流れはみられなかったようです。
湖口の上を跨ぐ形で国道1号線の橋が掛かってます。
浜名湖内を港にして、遠州灘を漁場としているシラス漁の船は、ここを通って漁に向かいます。
県内には、こんな特殊な水域があることも分かったことと思います。
※ 学園の見学説明会の申し込みを随時受け付けております。
漁師になることを考えている方、学園に興味のある方の来園をお待ちしています。
オンライン(「Zoom」)による説明も可能です。
詳しくはホームページ https://gyogaku.com/setsumei/
をご覧ください。
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