静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

「やいづ」乗船実習 初めてのかつお一本釣り (生徒作文)

2013年12月08日 09時00分26秒 | 25年度 乗船実習
実習船「やいづ」は、沖縄那覇港を12月6日9時に出港して、瀬戸内航路を経由して、焼津に向かっています。
生徒達が初めてのかつおを釣り上げたときの感動を作文にして、沖縄から送ってくれたので紹介します。
初漁があったのは、11月22日、出航してから10日目です。

この日は、6回の群れに当たり、約660本、2トンのかつおを釣り上げることができました。
 ① 8時30分:20尾 ②8時50分:123尾 ③9時35分:75尾、
 ④14時25分:71尾 ⑤15時40分:144尾 ⑥16時40分:225尾

(N君の作文)  
今日は、朝一からかつおの一本釣りをやった。
朝飯を食べた後、さっそく準備して、なぶら(かつおの群)が来たので、カッパ等を着て、トモ (船尾) に行き、スタンバイした。
いよいよ、初の操業開始となった。

学園の裏の川 (黒石川) で練習してきたことを思い出しながら釣り台に立った。
バケを入れて待つこと数秒、自分の化けに喰いついた。
竿が 「がぁー」 と引っ張られ、「来たー」と興奮した。

(かつおの) 頭を上げ、ゆっくりと自分の前に引き寄せると、自分の頭の通り過ぎて、船内に落ちる。
初めて釣り上げた時、とても嬉しかったが、バケを入れるとまた、すぐに喰い付いてきた。

そして、数匹釣ったところで、一回目の操業が終わった。
自分を含め、皆、興奮していた。

次のナブラを探すため、アッパーデッキに行き、メガネ (望遠鏡) で見ていた。
見渡す限り、海しか見えない中、メガネで鳥を探すが、全然、鳥が見つけられない。
十分以上、見ても鳥は見えないが、目を凝らして、ずっーと水平線付近を見ていると、黒い点が海面や空に見えた。

ほんとに小さな黒い点で、しっかりと見ていないと、どこに行ったかも分からない位だった。
鳥を見つけて、カッパを着て、準備をし、トモに行くと、船長が放送で、「後、2マイル」などと距離を教えてくれるので、
自分は、「次も釣るぞ」 という気持ちになり、開始を待った。

2回目の操業も終え、その後も数回にわたって操業をして、合計654匹を釣り上げ、2トンも釣れたらしい。
1日、ずっーと、操業をしていて、結構疲れたけど、楽しかった。
明日も操業ができたら、頑張って釣りたい。

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