11月30日の主直は岩手県からきた織田くん。
この日にやったのは
タンツー
です。
「今日は調査開始一日目でしたが、生憎にも出航してから一番の船の揺れで調査開始は翌日に延期されました。
私は7時半に活餌管理に行きました。初めての活餌管理で手際が悪く皆の足を引っ張ってしまいました。ですが、くよくよしていられません。明日もまた活餌管理があるので皆より素早く動けるように頑張りたいと思います。
タンツーでは2周目に入りました。休憩の時にもらえるお菓子の為に頑張りましたが、なかなか綺麗にならず、かなしくなってきます。明日からはおそらくですが調査が始まります。タンツーなんかでへばっていられません。誰よりも多くのカツオを釣れるように気合を入れて頑張りたいと思います。そして、出航式のときに掲げた日本一の漁獲量を目指して頑張りたいと思います。」
調査というのは、カツオを釣ること。
実習船なので調査目的の漁労実習となります。
でも、せっかく漁場に着いたのに天候不良で残念でした。
食事は元気に食べているようですね。
一番手前が織田くんです。
12月1日の主直は静岡市出身の中村英二朗くん。
この日にやったのは
カツオ一本釣り、操業ワッチ、活餌管理
です。
「今日は操業日でした。今日、朝ごはんを食べた後すぐに鳥群れの反応があり朝から大急ぎでした。まず、カッパを早く着て船に鰹の血が飛びちらないように水で洗い流してから自分の釣り場所へいきました。そして、いよいよ釣りが開始しました。中々コツがつかめず、竿が隣の人にぶつかったりしてしまいました。 私は、3匹釣ることが出来ました。難しかったけれど楽しく出来ました。
今日学んだことは、鰹の一本釣りは、スピードが勝負なので何事にもテキパキと動いていくことが大切だと知れたので、明日からの操業は、テキパキと動いて鰹を釣っていきたいです。また、操業期間も一週間程しかないので一日一日を大切にして取り組み、調査終了までには魚艙がいっぱいになるくらい釣れるように頑張っていきたいです。」
カツオが釣れて良かったです。
出航前に「ナブラが見えない」と民間漁船から情報があったので心配してました。
限られた実習期間ですが、一度でも多く釣る機会があることを願っています。
学科試験のないAO式入試を追加実施します。詳しくはこちら。
http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940/recruit.html
静岡県立漁業学園
漁師になりたいと思った方は、まずは電話、Eメールでご相談ください。
私がどんな質問にもお答えしますよ!
もちろん、ムリに入学をお勧めすることもありませんので、ご安心を!
電話 054-627-0219
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詳しくは学園ホームページをこちらをご覧ください。
できれば授業や実習の見学できる、平日の見学がおすすめです。
平日の見学は園長にご相談ください。
http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940/h30kengaku.html
園長のつぶやき
漁師は魚を捕るのが仕事です。
カツオ釣りも本当に楽しい作業です。
しかし、漁師には魚を捕る以外にもたくさんの大事な仕事があります。
これはどんな仕事でも同じで、例えば学校の先生。
授業だけでなく、テストを作ったり、生徒指導があったり、部活の指導もあります。
でも授業以外は、多くの人は見る機会がありません。
魚をたくさん捕るのが一流の漁師ですが、それだけでは失格。
これは小型漁船を使い、一人で操業する場合だって同じです。
だから有名な「釣り師」と言えど、一流漁師と比べることはナンセンス。
「レジャーの釣り」と「漁業」はぜんぜん違います。
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