静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

平成30年度(第49期生)をふり返って 13

2019年04月05日 09時07分14秒 | 実習

三学期の実習と言えば網です。
網を使う漁業と言えば、まき網、棒受け網、定置網、刺し網などです。
でも魚をすくうタモ網なんかは、どんな漁船にもあります。


就職して網修繕の技術がない人には、先輩が教えてくれるはずです。
でもね、教わったことを、一発で習得する人なんて少ないです。
学園では外部講師まで呼んで何日もかけて手取り足取り教えるんです。
そこまで丁寧(ていねい)に教わることは、難しいですよ。



生徒によっては、就職した船で
「学園でやった修繕とは、ぜんぜんやり方が違う」
と戸惑(どまど)う人もいます。

こんなことを言うのは、実習で理解が足りないからです。
修繕の基本は同じ。
手順に違いがあっても、本質は同じなんです。
そこは実習中に先生が何度も言っていること。
表面的な手順だけしか覚えてないとこうなります。

網修繕は頭を使う技術です。
体で覚える反復(はんぷく)練習と同時に、理論も分かっている必要があります。

Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp
ホームページ www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940
学園の見学、お待ちしてます。
詳しくはホームページをご覧ください。
今年度の見学会の日程をご紹介しています。

 園長のつぶやき
49期生の保護者の方からお手紙を頂きました。

ここに書かれている
「これからも皆の見方です」
について。

私が卒業式の式辞でお話ししました。
「卒業式で来てくれた来賓(らいひん)の方を含め、学園や県の職員は卒業してからもずっと応援する。
辛いことがあれば学園に来て欲しい」
と言う内容です。職員全員の気持ちです。

実態としては、仕事でうまく行ってない人ほど学園には来にくいようです。
そうなっちゃうよね。
それでも、できれば問題が小さいうちに相談に来て欲しいと思います。
せっかく育てた卒業生です。
長く漁師として活躍して欲しいのが、学園関係者の願いです。

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