静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

東海大学との連携セミナー

2024年10月10日 13時59分58秒 | 授業・講演
10月2日
東海大学海洋学部の李准教授の研究室と当学園が連携して、漁業の未来を考えるセミナーを開催しました。
漁業協同組合職員、漁業者及びアフリカ諸国の水産関係者などから、漁村活性化にかかる現状認識や地域活性化策としての海業などについて話題提供をしていただきました。
講義の後、海業の展開について参加者によるグループワークを行いました。

当日のカリキュラムは以下の通りです。
【第1部】 講 義
漁協と漁業・水産業の未来   (南駿河湾漁協 総務課長 松本匡広氏)
海業と漁業・水産業の未来   (東海大学海洋学部 准教授 李銀姫氏)
漁業者と漁業・水産業の未来  (由比定置網漁師 望月保志氏)
漁村女性と漁業・水産業の未来 (静岡県女性連会長 實石三紀氏) 
海外の漁業・漁業者組織について
    (エジプト:Ms.SHEHATA Wessam Elsayed Ramadan Elsayed)
    (カメルーン:Mr.ESSOME BANG Jordan)
    (セネガル:Mr.SENE Papa Masse)
【第2部】ワークショップ  ”漁協が海業として展開できること”
議論・作業
グループごとの発表 

参加者は、漁業者、漁協職員、東海大学海洋学部李研究室所属の学生、漁する女子ジャパンメンバー、日本で研修中のエジプト、カメルーン及びセネガルの水産関係者、JAICAなど30名を超える方々でした。
皆さん真剣に、漁業の現状と未来に向けた講演者の考えを聞いていました。

グループ討議では、海業を核とした漁業や漁村地域の振興策について、講義の内容を踏まえた議論を展開していました。
当学園の生徒諸君も、積極的に参加していました。

グループ討議の結果の発表です。
自分たちの考えをまとめ、他のグループにわかるように伝えていました。


漁業は、魚が獲れて、それが十分な経済的な価値を有していればなくなることはありません。
魚が安定してとれるためには、資源管理が重要となります。
魚が十分な経済的価値を持つためには、消費者が魚を積極的に選択するような仕掛けが必要となります。
海業は、後者についてのアプローチとなります。
今回の連携セミナーは、将来自分が獲ってきた魚を消費者が選択するような仕掛けを考える良い機会を提供できたと考えています。

当日は、トコちゃんねる静岡、静岡新聞および日本水産経済新聞の取材を受けました。
取材にいらっしゃった記者の皆様、ありがとうございました。
トコちゃんねる静岡の放送内容については、生徒諸君にデータを共有しましたので、保護者の皆様も是非御覧になってください。


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