静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

不要品の処分と奉仕活動

2020年02月20日 09時18分58秒 | 日記

50期生の卒業も迫り、実習棟の不要品処分を行いました。
使えなくなった竿などたくさんのものを全員で処分用のコンテナまで運びました。

そして、学校周辺のゴミ拾いを行いました。
寒い中、がんばってやってくれました。
パチパチ。

静岡県立漁業学園
電話 054-627-0219
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp
ホームページ gyogaku.com

学園の見学は随時(ずいじ)、受け付けています。
新しいホームページから申し込みできますよ!
https://gyogaku.com/recruitment/
3月12日に実施する後期入学試験もご案内しています。

 園長のつぶやき
漁師の学校というと、釣り教室のようなものをイメージされる方も多いようです。
レジャーの釣りは、趣味の中でもトップクラスの人気者。
でも、レジャーの釣りと漁師の仕事は似て非なるもの、別次元です。

もちろん「釣りが好きだから」という理由で漁師を目指すのはOKです。
でも、仕事ともなれば楽しいことばかりではありません。

学園でやることは、むしろ「仕事で楽しくないこと」が中心です。
魚を捕る作業は楽しいですから、これは自然に上達します。

しかし、ロープワークなどの作業は地味だし、漁船では「見て覚えろ」の世界です。
漁師は教えるのが苦手な人が多いですからね。
学園では、これを「手取り足取り」でていねいに教えます。

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網実習6 足技

2020年02月19日 08時50分55秒 | 実習

足の指に糸をかけて網を作る練習です。
まず先生のお手本。

膝を伸ばしたり、折ったりしながら糸の張りを調整します。
先生は簡単にやっていますが、初心者には難しい作業です。

いざやろうとすると、自分の足なのに思ったとおり動かなかったりします。
生徒たちは悪戦苦闘でチャレンジです。

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 園長のつぶやき
クルマの修理ではアッセンブリー交換が増えました。
アッセンブリーとは、いくつもの部品を組み上げたパッケージ部品のことを指します。
例えばブレーキの調子が悪い時、アッセンブリーで交換すれば、技術レベルの低い作業員でも短時間で修理できます。
その代わり、小さなパーツ一つで直るものも、高いアッセンブリーを買わなくてはなりません。

漁業の世界でも同様な傾向にあります。
網の修繕をできる人が減り、穴が開けば網ごと交換。
切れたロープも「刺継ぎ」で修理するのではなく、新品ロープに交換です。
昔の漁師は、漁具(漁で使う道具)は自分治すのが当たり前でした。
今や自分で道具を修理ができる漁師は激減です。
でも「自分の道具は自分で直す」のがかっこいい漁師ではないでしょうか。

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網実習5 タモ網づくり

2020年02月18日 09時15分32秒 | 実習

タモ網の作製です。
作ったものは卒業記念に各生徒のお持ち帰りとなります。
実習の思い出の品です。

今まで習ったことを使って作っていきます。
網実習も終わりに近づきました。

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 園長のつぶやき
スポーツでは、幼少から始めないと一流になれないものは多数あります。
職人仕事、そして漁師も同じで、早くから取り組んだ方が有利です。

しかし、現実の世界では多くの若者が仕事につくことを真剣に考えず、高校、大学へ進学していきます。
若いときは、技術を習得するのにも適した時期ですから、もったいないですね。

中学生、高校生で将来の仕事を考えるのは大変だと思います。
だからと言って「周りが進学するから自分も」と流されていませんか?

この時期でも進路に迷っている人はいるはずです。
学校は成長したり、技術を学ぶための「手段」に過ぎません。
まず「目的」があり、学校は目的を達成するための「手段」です。
もし、めざすのが漁師なら・・・後期入学試験はまだ間に合いますよ。

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50期生マラソン大会

2020年02月17日 09時04分59秒 | 学園行事

今年も大井川の河川敷ウレタンコースで10kmのマラソン大会を実施しました。

選手宣誓は、一番元気なこの人。

例によって、事前の練習で遅い順にスタート。

全員ががんばって走りました。


最終組の人たちがスタートした時点で、私はゴール後に振る舞うお汁粉づくりです。

さて、今年度は練習でバカ速い生徒がいて、記録更新が期待されました。
・・・が、結果は昨年よりも3分以上遅い結果となりました。
残念。

3位までの生徒には、私から賞品を進呈しました。

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 園長のつぶやき
二月の海技士定期試験では、思っていたより多くの生徒が四級に合格してくれました。
一方で、まだ五級に合格していない生徒は、2週間後に迫った臨時試験が最後のチャンスです。

海技士の資格は、20トン以上の船で必要となります。
沿岸漁業では、ほとんどの船が19トン以下なので、シラスや定置網などに就職する生徒には不要なものです。
だからとって、勉強しなくて良いと思うのは大まちがい。
海技士は船乗りとしての資格ですから、海で働く以上は勉強するべきです。

もっと大事なのは、「集中して勉強し試験に合格する」という経験を得ることです。
中学、高校と勉強に取り組んでこなかった生徒にとって、この経験が大きな自信になります。

五級の合格は全員して欲しいところです。
そうでなくても、一つでも多く科目合格するために、がんばってください。

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広報誌「海員」の取材

2020年02月14日 09時00分00秒 | 日記

海員組合の広報誌に取材していただきました。
正式には「全日本会員組合」と言って、日本の海事関連産業で働く仲間たちでつくる日本で唯一の産業別労働組合です。
ここで発行している「月刊・海員」に、船乗りの出身校として毎年紹介していただています。
生徒にとってはミニ卒業アルバムの感じなので、ありがたいことです。
一冊500円で購入できますよ。
http://www.jsu.or.jp/general/documents/koudoku/

この取材に来られた方も、元は遠洋マグロ船の漁師。
写真を撮りながら
「マグロ船に行くの?大変だよー」
と生徒と話していました。

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 園長のつぶやき
昨日に続き、見学について。
中学や高校の1・2年生の見学があります・・・が、

中学生や高校生って、希望が簡単に変わります。
だから「お子さんが漁師になりたい」って言い出しても、保護者の方は慌てないでください。
うちの息子だって、高1で「美容師になりたい」って言ってましたが、小学校の教員やってますよ。

でも、もしお子さんの「気持ちが固い」なら、ぜひ授業のある平日に来てください。
卒業まで時間があるので、平日に来るチャンスがあるはずです。
それで実際の生徒や授業、実習を見学するのが一番のオススメです。

でも、特別な事情がなければ3年生になってからで遅くないと思います。
それまでは「本当に漁師になるのか」を自分の中で考えてほしいと思います。

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