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2009年9月26日は9カ所(5) 一転南下、ミッション地区へ

2009年10月09日 20時43分09秒 | 海外の旅 サンフランシスコ
承前

 14番はMission St.(ミッション・ストリート)をひたすら走る路線である。
 Mission St.は、マーケットストリートと並行しているあたりでは、いかにも「1本裏手の道ですよ」という地味めな感じがにじみ出ている。たとえて言うなら国道36号と並行している豊平2条通だろうか。
 そのうち、Civic Centerのあるあたりになるが、道路にはごみが散乱し、ホームレスの人が寝ているという、バスをあまりおりたくない光景が車窓から見える。

 Mission St.はすこし曲がって真南へと走るが、そのうち、中南米系住民の多い一帯になる。いわゆる「ミッション地区」である。
 貧しい、というほどではないが、いまひとつ垢抜けしない店や家がつづく地区だ。Mission St.に沿っては、昭和の商店街みたいに、靴、かばん、電化製品、衣服などの店や飲食店が軒を連ねている。

 こんなところにギャラリーがあるのかよ、と思いながらバスをおりる。Mission St.の1本西側を走るValencia St.沿いに、Michael Rosenthalというギャラリーを見つけて入ってみた。
 ギャラリーの女性が親しみやすそうな感じだったので、日本から来てふらっと見つけて入ってみたアート大好き人間だ-と正直に話したら、自作らしき地図をくれた。

 えーっ、ミッション地区って、こんなにギャラリーが多いの?! 

 ただし、地図で見ると、密集しているように思えるが、じっさいには太い道路はだいたい200メートル間隔(つまり札幌の倍)なので、ここに載っている30カ所を徒歩で制覇するのは、ちょっと無理な相談である(これがほんとのMission Impossible)。
 見つけられなかったり、なにもやっていない会場も多くあった。

 筆者が入ったのは、Creativity Exploredというギャラリー。



 版画が展示されていたが、なんだかアウトサイダーアートっぽい雰囲気が感じられる、ヘタウマな、でもリズム感のある作品である。
 ギャラリーの奥には、広大な工房があるのが見えて、びっくりした。

 その2軒ほどとなりにあるのが、Needles and Pensという手づくりショップ。
 奥が小さなギャラリーになっていて写真展がひらかれていた。



 手前はそれほど大きくないスペースに、手づくりのアクセサリーや、若干の衣類、それに雑貨やミニコミが所狭しと並んでいる。中央は平台になっていて、おそらく主人のセレクトなのだろう、数十種類の本がある。
 最近、札幌でも手づくりのものを売るお店が出てきているようだが、本やミニコミの有無が大きな違いである。

 その平台の上に、すごいペーパーバックがあるのを見つけてしまった。

The Story of Crass

 クラスの・・・・・・・・・・・・・、レコードじゃなくて・・・・・・・・・・・・・・、本?!


この項続く


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