杉田光江さんは植物を素材とした大規模なインスタレーションで知られる。
道立旭川美術館の「ふわふわワンダーランド」展や、札幌芸術の森美術館「冬の花畑」展など、美術館のグループ展でも活躍してきた。
杉田さんの作品は、その圧倒的な生命力の発露に驚かされる。それ以上のことばも説明もいらないのではないか。
少し付け加えると、天井から吊り下げられているのは、ホルジュームというイネ科の種子で、ネットを分解してはしご状にしたものに種子をからめている。
床に置かれているのはガマ。
きりたんぽのような形状は、湿っぽい空き地などでよく見るが、これが秋になって白くなり爆発したようになるというのだ。
それにしても、これだけの種子を集めて、保管しておくのは大変な根気が必要だと思う。
杉田さんの粘りにあらためて脱帽です。
2015年10月31日~11月16日(月)正午~午後6時、火休み
ギャラリーレタラ(札幌市中央区北1西28)
■杉田光江展 (2009)
■たぴお記念25th + 13th 異形小空間(2007-08年)
■洞爺村国際彫刻ビエンナーレ2007(画像なし)
■北海道立体表現展’06(画像なし)
■杉田光江展(2004年)
■札幌の美術2004(画像なし)
■北海道抽象派作家協会30周年記念展(画像なし)
■第3回 「ギャラリーたぴお」が「キャバレーたぴお」になる2週間(2002年、画像なし)
■杉田光江展(2001年、画像なし)
・地下鉄東西線「円山公園」駅・円山公園駅バスターミナルから約360メートル、徒歩5分
・同「西28丁目駅」から約540メートル、徒歩7分
・ジェイアール北海道バス、中央バス「円山第一鳥居」から約690メートル、徒歩9分
※小樽行き都市間高速バス全便(北大経由除く)と、手稲、銭函方面行きの全便が止まります