気象変動への危機意識が高い欧洲などからも注目されている札幌の澁谷俊彦さん。
毎冬「スノーパレット」シリーズを、ギャラリーではない場所で展示しており、今年の「Snow Pallet 18-winter again-」は、昨年と同じ北翔大円山キャンパス前と、初設置の「日本茶にちげつ」のバルコニーの、ダブル展開としています。
そして日本茶にちげつの茶室スペース創星庵では、年末の6日間、個展を並行して開いています。
いわば、他のシリーズのダイジェスト版といった趣もあります。
白く着彩した枯れ木に白いプッシュピンを刺したものを赤い毛氈の中央に置き、タンポポの綿毛45個が周囲にちりばめられています。
澁谷さんは今年、茶室での展示はこれが3度目。11月に奈良県で開かれた「学園前アートフェスタ2024」では、茶室いっぱいに赤い毛氈を敷き詰めたそうです。
部屋の反対側のテーブル上にも「GENERATION」シリーズの作品が置かれています。
このスタイリッシュさが澁谷さんらしいと思います。
窓際にも配置されています。
手前の二つのシャーレには、深緑色のコケが敷かれ、白いプッシュピンが刺されています。
このコケは、にちげつのバルコニーの片隅から採集されたものだそうです。
素材の地産地消ですね。
コケのとなりには「WHITE COLLECTION」シリーズのミニ作品が並んでいます。
近くの山で拾ってきたさまざまな植物の種や綿毛などを、透明な立方体のケースに収めたもの。
天板の裏側にピンクや緑などの色が塗られていて、その色がうっすらと、中の綿毛などにうつっています。
画像の反対側の壁側には、少し大きめのケースが展示されています。
澁谷さんは中央区の集合住宅に住んでいるのですが、徒歩圏内に山があって、これらの素材を採取できるのは、さすが札幌だという気がします。
大都市でありながら、自然がすぐ近くにあるのですから(近年はクマが出没するなど、良いことばかりでもないのですが…)。
それにしても、今年も澁谷さんの制作・発表ペースは精力的でした。
お疲れさまでした。
毎冬「スノーパレット」シリーズを、ギャラリーではない場所で展示しており、今年の「Snow Pallet 18-winter again-」は、昨年と同じ北翔大円山キャンパス前と、初設置の「日本茶にちげつ」のバルコニーの、ダブル展開としています。
そして日本茶にちげつの茶室スペース創星庵では、年末の6日間、個展を並行して開いています。
いわば、他のシリーズのダイジェスト版といった趣もあります。
白く着彩した枯れ木に白いプッシュピンを刺したものを赤い毛氈の中央に置き、タンポポの綿毛45個が周囲にちりばめられています。
澁谷さんは今年、茶室での展示はこれが3度目。11月に奈良県で開かれた「学園前アートフェスタ2024」では、茶室いっぱいに赤い毛氈を敷き詰めたそうです。
部屋の反対側のテーブル上にも「GENERATION」シリーズの作品が置かれています。
このスタイリッシュさが澁谷さんらしいと思います。
窓際にも配置されています。
手前の二つのシャーレには、深緑色のコケが敷かれ、白いプッシュピンが刺されています。
このコケは、にちげつのバルコニーの片隅から採集されたものだそうです。
素材の地産地消ですね。
コケのとなりには「WHITE COLLECTION」シリーズのミニ作品が並んでいます。
近くの山で拾ってきたさまざまな植物の種や綿毛などを、透明な立方体のケースに収めたもの。
天板の裏側にピンクや緑などの色が塗られていて、その色がうっすらと、中の綿毛などにうつっています。
画像の反対側の壁側には、少し大きめのケースが展示されています。
澁谷さんは中央区の集合住宅に住んでいるのですが、徒歩圏内に山があって、これらの素材を採取できるのは、さすが札幌だという気がします。
大都市でありながら、自然がすぐ近くにあるのですから(近年はクマが出没するなど、良いことばかりでもないのですが…)。
それにしても、今年も澁谷さんの制作・発表ペースは精力的でした。
お疲れさまでした。
snow pallet については別項で、紹介します。
2024年12月24日(火)~29日(日)正午~午後8時
日本茶にちげつ(中央区南2東1フラーテ札幌3階)
□TOSHIHIKO SHIBUYA Official Web site : www.toshihikoshibuya2.com
過去の関連記事へのリンク
■イコロの森ミーツ・アート 2024 - Nature and Art - (2024年9月7~16日、苫小牧)
■鉄と光の芸術祭(2024年9月、室蘭)
■澁谷俊彦個展「静寂と沈黙のはざま」 (2024年6月8~10日、札幌)
■Toshihiko Shibuya / Snow Pallet 17 - Snow on Anthropocene - (2023年12月28日~24年1月5日、札幌)
■沈黙の森 (2023)
■Snow Pallet 16 (2023)
■中庭展示Vol.17 澁谷俊彦「雪待の庭「薄雪」/Snow Pallet 14」(2021~22)
【告知】イコロの森ミーツ・アート 2021 (9月16~26日、苫小牧)
■澁谷俊彦 Snow Pallet 13 「アントロポセンに積もる雪 Snow on Anthropocene」(2020年12月~21年3月の積雪期)
【告知】澁谷俊彦「スノーパレット13」―Toshihiko Shibuya SNOW PALLET 13
■澁谷俊彦展ー起源・発生 / 共生・共存 (2020年9~11月、帯広) ■続き
【告知】イコロの森ミーツ・アート2020 web展覧会 ※画像なし
【告知】澁谷俊彦展 ー起源・発生 /共生・共存 (2020)※動画あり。画像なし
ニュース映像の紹介 : オブジェ 雪面に色の表情 札幌でスノーパレット展 (澁谷俊彦さんの屋外インスタレーション) (2020)
■澁谷俊彦個展 White Collection Best Selection (2020年1~2月)
■澁谷俊彦 版画の世界展 -記憶- (2019年11月~20年1月)
■イコロの森 ミーツ・アート2019 ー森の野外美術展ー
■Toshihiko Shibuya 澁谷俊彦 Snow Pallet 11
■澁谷俊彦 個展 -起源・発生- (2019)
「河口」展、澁谷俊彦作品をたどる (2018)
■澁谷俊彦「Snow Pallet 10」
北海道文化賞の授賞式に出席してきました (2017)
■北海道文化奨励賞受賞記念/澁谷俊彦個展「White Collection Black Series」(2017)
■Toshihiko Shibuya “Snow Pallet 9” 澁谷俊彦 (2016~17)
ヒト科ヒト属ヒト 帯広コンテンポラリーアート2016 (執筆中。告知はこちら)
■澁谷俊彦展 White Garden (2016年6~7月)
■澁谷俊彦 新作ホワイトコレクション (2015)
■澁谷俊彦 ANNIVERSARY COLLECTION
■ICE HILLS HOTEL - アイスヒルズホテル in 当別 (2014)
■防風林アートプロジェクト (2014)
■澁谷俊彦 THE WHITE COLLECTION / GENERATION(2013)
【告知】SNOW PALLET III and 4 : Toshihiko Shibuya installation(~2013年2月17日・千歳/~3月雪解け・札幌)
CREATIVE HOKKAIDO METTS HONG KONG / 香港で北海道の食、観光、アートをPR
【告知】奔別アートプロジェクト (2012年)
■JRタワー・アートプラネッツ2012 楽しい現代美術入門 アルタイルの庭(2012年)
■澁谷俊彦「風の森II」Forest of wind 2012-II
【告知】澁谷俊彦「風の森 II」 Forest of wind 2012-II
■澁谷俊彦 SNOW PALLET 2、札幌芸術の森美術館で2012年4月14日から撤収(13日に一部撤収)
Toshihiko Shibuya's works are on the overseas website (2012)
■「ハルカヤマシロシメジ繁殖計画」 ハルカヤマ藝術要塞
■澁谷俊彦 茶室DEアート (2011)
【予告】澁谷俊彦展 -トノサマガエルの雨宿り (2011年5月)
■Snow Scape Moere 6 澁谷俊彦「SNOW PALLET」(2011年2月)
■PLUS ONE THIS PLACE(2010年9月)
■PLUS 1 +柴橋伴夫企画 空間の触知へ-連鎖の試み 藤本和彦 澁谷俊彦(2009年8月)
■澁谷俊彦展-森の雫09- 茶室DEアート (2009年7月)
■澁谷俊彦個展-青い雫09-
■澁谷俊彦展 森の雫(2008年3月)■つづき
2000~07年は、上のリンクからたどってください
2024年12月24日(火)~29日(日)正午~午後8時
日本茶にちげつ(中央区南2東1フラーテ札幌3階)
□TOSHIHIKO SHIBUYA Official Web site : www.toshihikoshibuya2.com
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■澁谷俊彦「風の森II」Forest of wind 2012-II
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Toshihiko Shibuya's works are on the overseas website (2012)
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■澁谷俊彦 茶室DEアート (2011)
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■PLUS ONE THIS PLACE(2010年9月)
■PLUS 1 +柴橋伴夫企画 空間の触知へ-連鎖の試み 藤本和彦 澁谷俊彦(2009年8月)
■澁谷俊彦展-森の雫09- 茶室DEアート (2009年7月)
■澁谷俊彦個展-青い雫09-
■澁谷俊彦展 森の雫(2008年3月)■つづき
2000~07年は、上のリンクからたどってください