北海道美術ネット別館

アート、写真、書など展覧会の情報や紹介、批評、日記etc。毎日更新しています

コニカミノルタがフィルム事業撤退

2006年01月26日 16時02分57秒 | 新聞などのニュースから
 北海道新聞1月20日1面より。

 (以下引用)コニカミノルタホールディングズは19日、3月末でデジタルカメラとフィルムカメラ事業、写真フィルム事業から撤退すると発表した。コニカの前進、小西屋六兵衛店が1873年に創業してから130年余続いたカメラの老舗ブランドが姿を消すことになる。
(中略)
 デジタル一眼と交換レンズの事業は3月末、提携するソニーへ譲渡。既存商品の補修などもソニーへ委託する。(中略)フィルムなどの販売も2007年9月末までに終了する。(引用終わり)

 主見出しは「カメラ事業撤退」。
 たしかにそのとおりなんですが、個人的には、世界にたくさんあるカメラメーカーがなくなることよりも、フィルム会社がひとつ消えることのほうが感慨深いです。
 というのは、カメラよりもフィルムのほうがはるかに高い技術力が必要で、メーカーの数も少ない。世界的な大手といえば、コダック、フジ、アグファ(撤退)、イルフォード(経営再建中)、コニカと、片手で数えられてしまいます(三菱ってまだ作ってんの? ようするに事実上、これでコダックとフジの2社になる)。
 じゃあおまえは何か痛手なのかといわれると、じぶんもいまはデジタルカメラしかつかっていないし、フジ・ネオパンやプレストやベルビアにはむかしつかっていた思い入れがあるけれど、コニカってあまりフィルム自体の記憶ってないのが正直なところ。
「そういえば、むかし『欽どこ』(テレビ番組『欽ちゃんのどこまでやるの』)のスポンサーが『さくらカラー』(コニカの旧称)だったよなあ」
なんて、どうでもいいことを思い出したりします。
 とはいえ、やっぱりさびしいですね。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。