まほろば自然博物館

つれづれに、瀬戸のまほろばから自然の様子や民俗・歴史や見聞きしたおはなしをしたいと思います。

コオロギが 鳴いて一合の 酒を呑む

2012年08月21日 | ふるさと散歩

 今日は曇っていて気温も24度ほどで涼しい朝になった。ひと頃のような、あの、むぅぅっとした空気はなくなった。あきあかねが飛ぶ季節だし、夜にはこおろぎやらクツワムシが鳴く時期になったんだし・・・。

 

 ということで、火曜日だからと県立図書館に行くことにした。我が家でパソコンの前ばかりにいるとオツムがおかしくなってくるように思う。まるで引きこもりのおじさんみたいだし・・・。

 

 さすがに、このアキニレの林のクマゼミの声も減ってきた。一時期には鼓膜が裂けるかと思うような音量だったのに、すっかりとパワーダウンしてきて弱々しくなってきた。蝉の時期も終わるのかなぁ~。

 

 で、早めのおうどんになった。まだ、10時前だった。高松市林町にある「たも屋林店」。朝昼兼用というか、おうどんしか食べられない私にとって、こういう朝の8時から開いているお店はありがたい・・。

 

 で、ぶっかけうどん240円にチクワの天ぷらを乗せて340円。あとはフリートッピング。おろし大根、ショウガ、梅干し、若布、昆布、天かすの荒いのと細かいの・・・レモンも。しっかりとした麺でおいしかった・・・。

 

  その後・・・まだ、時間があるからと、今度は「善通寺」に向かって走り出した。善通寺というのは昨日の琴平のまだその先にある町・・・。ならば、昨日に行っておけば良かったものを・・・。ま、急ぐ旅でもないし、慌てる人生でもないのだからして・・・。

 

 これがJRの善通寺駅。大正13年に建てられた木造平屋建て本瓦葺きの駅舎である。この駅、公衆電話ボックスがないでしょ。私が全撤去の指示書を出して取り外したら、そのまんまになって未だにそのまんまになっている・・・。最近は携帯があるから誰も文句を言わないらしい・・・。

 

 これは昭和の30年代か40年代だろうか・・・。駅舎もそのまんま・・・。誰も不平も言わないんだろうか・・・。ま、それなりに改修をしたり、増築をしたりはやってるのだけれど・・・。

 

 こちらは真言宗善通寺派の総本山善通寺さん。まだまだ暑い時期でもあって境内へ入る元気はない。

 

 こちらは「善通寺偕行社」で旧陸軍将校の社交施設として明治36年に建てられたもので、善通寺市役所裏手にある。

 

 こちらは市内にある真宗のお寺さんで西光寺さん。善通寺は真言宗の総本山が控えているから影が薄いと思うけれど、こざっぱりとしていいお寺さんだった。

 

 この町で電車、コトサン(琴平参宮電車)、琴平急行電鉄なんぞの軌跡を探したけれど、今となってはほとんど残っていない。今はJR土讃線が行き交うばかり・・・。

  

 今日の掲示板はこれ。「教えの縦糸 心に織れば 結ぶご縁は横の糸」。昨日の言葉にも通じるのだけれど、ものごとという縦糸に対して、「縁」がなければただのものごとに過ぎない。男女がすれ違っても、お札が降り注いでも、幸運が吹き寄せてきても、「縁」がなければ自分のものにはならない・・・。教えの縦糸と信じるというご縁があってこそ、私の心の中にすばらしい織物が織り上がるのである。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


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