まほろば自然博物館

つれづれに、瀬戸のまほろばから自然の様子や民俗・歴史や見聞きしたおはなしをしたいと思います。

花しょうぶ 日陰求める かたつむり

2013年06月16日 | 時にはぼぉっ~とする時

 丸亀市地方は、気圧の谷や湿った空気の影響で、瀬戸内側では雲が広がっていて、瀬戸内海では濃霧が発生して濃霧注意報が出されていた。午後からは高気圧に覆われて概ね晴れていて、夏空のようになってきた。明日は、高気圧に覆われて概ね晴れる見込みとか。気温は22度から32度、湿度は89%から56%、風は1mから3mの西北西の風が少し・・・。

 

 今日は、この島にある「花しょうぶ園」を見学することにして出かけた。島の東部、立石という集落に、花しょうぶ園があるらしい。

 

 島の旧家の「香川さん」というお宅の農地にこうして花しょうぶやアヤメが植えられている。今が見頃らしい。

 

 多くがアヤメで、中には花しょうぶもあるが、どこでどうなったかはわからないと、香川さんはいう。元は紫だったのに、いつの間にか白くなったとも言うていた。

 

 この方がオーナーの香川さん。元、西の庄城主の香川景信が落ちのびて、この地に隠れ住んだと伝えられる。このお宅の裏山には立派なお墓が残されている。それが香川景信のものだと言われている。

 

 ちょうど、日曜日ということもあってか、茂浦地区のいきいきクラブの遠足ということで、お年寄りが十人ほどやってきた。これはどこでも一緒だなぁと思った。

 

 で、お茶をのんだり、お菓子を食べたりしながら世間話に夢中になっている。あんまり花しょうぶに目を向ける人はいなかった。みんな、お花に背を向けたまま・・・。

 

 やがてのことにはすっきりと晴れ渡ってきて、真夏の気候になってきた。

 

 お年寄りたちは「暑い」「暑い」を連発しながら早々に帰っていった。日焼けが気になるお年頃だろうか・・・。

 

 ひまわりが似合う時期にもなってきた。来月に入れば、そろそろとひまわりが各地で話題になるころだ。

 

 そらにはムクムクとした雲がわき上がってきているし、

 

 夏の花、ダリアも似合う時期になってくる。

 

 今日、ふっと、思ったのだけれど、この椰子の木、手前の二本、右に大きく傾いている。根元の砂が洗い流されて傾いたものと思われる。そういえば、この海岸、少し前までは有名な海水浴場だったところ。その砂浜がえぐられるようになくなってきている。

 

 今日の掲示板はこれ。「苦悩を標準装備するもの それを人間という」というもの。苦悩は人生のどこにでも転がっている。できれば苦悩に遇いたくないというのが人情である。しかし釈尊が「一切皆苦」とお示しになったように、苦悩は無くならない。誰もが知っていること。まさに私たちの「標準装備」なのである。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。 


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