まほろば自然博物館

つれづれに、瀬戸のまほろばから自然の様子や民俗・歴史や見聞きしたおはなしをしたいと思います。

飄々と 生きる覚悟の たちあおい

2014年06月20日 | ふるさと散歩

 さぬき市地方は薄雲が広がっているが、高気圧に覆われて概ね晴れていたが、午後は気圧の谷や湿った空気の影響で大気の状態が不安定となるため、雨や雷雨となる所があるらしい。気温は17度から29度、湿度は90%から66%。風は1mから3mも北東の風が少し。明日の21日は、前線や低気圧の影響で雲が広がり、夜は雨が降る見込みなんだとか。

 

 昨日は、草を刈ったところでやめたのだが、お隣の方が、草は早めに燃やした方が次回に来たときに楽になる・・・と言うので、今朝は5時から起きて作業開始。刈り払った草を集めて少しずつ燃やしてみた。とりあえずは、人目に付く部分だけ。裏手はそのまんまにしておく。

 

 で、剪定もやって、さっぱりとした。弟と二人でチョキチョキと・・・。

 

 ほぼ1時間ほどでさっぱりとした。これで、「ミッション・クリア!」

 

 これで見違えるほどすっきりとしたので7時過ぎから朝食。弟の長女、つまり、私の姪が、しばらくこの家でゆったりとしたい・・というので、私と弟の二人は10時45分の高速艇で帰ることにした。それまでに空き缶や生ゴミ、燃えるゴミなどを片づけておく。

 

 これが島の家「暁光庵」のご本尊の阿弥陀如来。あの筑後誠隆先生が、新築祝いにご恵贈くださったもの。裏面には、「方便報身尊形」と、「本願寺々務釋即如」の字と御判がある。立派なものである。このご本尊にご挨拶して帰宅準備。

 

 帰りもこの「ニュービサン」。江の浦港から丸亀港まで、おとな料金は570円。今朝の乗客はわずかに4人だけ・・・。

 

 今日も晴れると言うていたけれど、空は曇ったまんま・・・。

 

 で、向かった先はここ。仲多度郡まんのう町にある「満濃池」は、日本最大の灌漑用のため池である。空海が改修したことでも知られ、周囲約20km、貯水量1,540万tである。また満濃太郎とも呼ばれるが、この水が専用の水路で運ばれて丸亀市まで届き、それがさらに備讃瀬戸の海底を通って、塩飽本島(ほんじま)、牛島、広島、手島、小手島の五島に給水されているのはあまり知られていない。つまり、私が朝に飲んだ水やお風呂の水も、この満濃池の水なのである。

 

 この島のようなところが、空海さんが護摩を焚いたという「護摩壇跡」とされている。

 

 そうそう、この水の一部が、瀬戸内海の小島にまで通水されているというのは不思議な気がするもの。だから、決まって、この時期にはここに来て感謝するのである。

 

 ここから、瀬戸内海の島々まで・・・と思うと感慨深い風景になる。

 

 さて、今日のお昼はここになった。仲多度郡まんのう町吉野にある「木の崎うどん」というプチセルフのお店。朝は思い切り働いたもので、このお店をみたらおなかが空いてきたので入ってみた。

 

 で、夏らしく、「おんたまぶっかけ小の冷や」をお願いした。単に麺の上に温泉卵が載っているだけ。それにぶっかけ出汁をかけただけ。ネギとおろしショウガはフリートッピング。田植えの最中らしいご夫婦がうどんを食べているのが讃岐らしいなぁと思った。

 

 お店の入口にはこんなものがある。犬だろうかの剥製みたい。それが麺を打っているところらしい。

 

 今日の掲示板はこれ。「たった一つしかない自分を たった一度しかない人生を 本当に生かさなかったら 人間に生まれてきた甲斐が無いではないか」という作家・山本有三のことばから。路傍の石に、この一節がある。
たった一度の人生だから、大切にしたい
たった一度の人生だから、やりたいことをやってみたい
たった一度の人生だから、夢をもって生きたい
たった一度の人生だから、出会いを大切にしたい
たった一度の人生だから、いっぱい幸せを感じたい
たった一度の人生だから、・・・
「たったひとりしかない自分を、
  たった一度しかない一生を、
 ほんとうに生かさなかったら 
 人間生まれてきたかいがないじゃないか」
は、まさに自分がこの世に生を受けた証しを、「どのように活かすか」の一言に尽きると思う。何も名を残すことが大切だとか重要だとは思わないが、誰も知らなくても良いから、「これは自分がやったのだ」という足跡だけは残したいもの。それが私の、「世界に一冊だけの本作り」「どこの本屋さんにも売っていない本作り」。そんなことを、66歳の誕生日に当たって、再確認するところである。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


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