まほろば自然博物館

つれづれに、瀬戸のまほろばから自然の様子や民俗・歴史や見聞きしたおはなしをしたいと思います。

やぶ椿 この一日が 永すぎる

2016年02月04日 | 時にはぼぉっ~とする時

 さぬき市地方は高気圧に覆われて概ね晴れていた。気温は2度から11度、湿度は91%から62%、風は1mから4mの西の風が少しばかり。明日の5日は、はじめ気圧の谷の影響で雲が広がるけれど、昼前からは高気圧に覆われて晴れる見込みらしい。

 

 先日、ヤッホさんこと菱村はんが、「スニーカーやのうてズックやろ・・」と言うていたが、ドレミファソラシドの「」が付く「いなか」では、そんなええものはなかった。

 

 小学生の頃は黒い足袋にわらぞうりかゴムアサかゲタか。上級生になると「運動靴」だった。わら草履は自分で作るのが当たり前だった。雨の日はゲタだった。ゴムアサは裏側にタイヤを張ってあった。こどもたちは「アサブラ」となまって呼んでいた。

 

 会社に入って、作業用として、この「ゴムあさ」が支給されたのにはびっくりぽんやった。このほうが電線の上を歩くのに安全だということだったが、それこそ、不安全労働行為だったように思う。でも、先輩達は幼稚園児のかぶるような帽子に、このゴムあさで電線の上を歩き回っていた。

 

 ヤッホさんのいう「ズック」というのは、こういうものだろうと思うが、上級生かお金持ちはこんなクツを履いていたが、「運動靴」と呼んでいた。教室では「うわぐつ」と呼んでいた。

 

 ズックと呼んでいたのは東北と北陸の一部らしい。讃岐ではやっぱり「うわぐつ」だった。

 

 これはスニーカーというもので、ズックとは似てもいないし、まるきり別物。ズックはドイツ語で、スニーカーは英語らしい。

 

 さて、私のブログの検索項目だが、毎日、上位には「袈裟」に関する項目が多い。「輪袈裟のかけ方」とか「輪袈裟のたたみ方」を調べたい人が多いのだが、あんなもの、首に掛ければ済むことだし、お作法があるのじゃろうか。また、たたむ・・・というても、二つ折りにすれば済むこと。五条袈裟ならまだしも、輪袈裟のたたみ方と言われても・・・。

 

 で、参考資料を調べていたら・・・、こんな写真が・・・。うしろの背景は書き割り。写真屋さんでの記念写真だろうか、土産用の絵ハガキだろうか・・。

 

 こちらは立派なお袈裟で托鉢ですか・・・。それはないでしょう・・・みたいなお坊さん。

 

 これは罪人と首切り役人らしいが、背景は書き割りで土産用の写真らしいが、こんな写真を土産物として買って帰る人がいたんだろうか・・・。

 

 これは「ハラキリ」で切腹シーンだが、あきらかな演出写真。写真だから真実だ・・というのは大きな誤り。古文書に書いてあってもそれが正しいとは限らない。古文書などは時の権力者や時の政権に都合良く書いてあるもの。新聞に書いてあった、テレビでいうていたから眞實とは限らない。

 

 ところで、今日は「立春」である。厳密には、今日から次の節気の「雨水」までの期間を「立春」というらしい。で、この日には、たまごが立つ・・・というのである。一年のうち、立春の日に限っては卵を立たせることが出来る、というもので、終戦から間もない1947年、日本の新聞各紙が取り上げて、大きな話題になった。それを読んだ物理学者の中谷宇吉郎は、自分でもやってみた。結論は、「いつでも立つじゃん!」、である。その経緯と考察は、彼の「立春の卵」という随筆になっている。「慎重にやれば、誰でも出来る」という話なのでやってみた。

 

 でも、何度やってもタマゴは立たなかった。中谷センセは、タマゴには小さな突起、デコボコがあって、その突起の三点でタマゴは立つ・・・と書いてあるが、わが家のタマゴは10個全てがツルツルで突起がまるでないので支持できないのである。平成のたまごは工場で作られていて、まるきりのツルツルすべすべなので立たないのである。

 

 今日の掲示板はこれ。「自分の都合の悪いことを様々な鬼に仕立て上げる私」「あれは、誰だれさんのせいだ・・」、「あれは、Bさんがやれというからやったまでだ」、「あのことは、Cさんが勧めたからこうなったんだ・・」と、自分の都合の悪さを他人様に転嫁していくことが多い私たち。私の心がたくさんの鬼を作り出しているという現実・・・。

 

じゃぁ、また、明日、会えたらいいね。


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