まほろば自然博物館

つれづれに、瀬戸のまほろばから自然の様子や民俗・歴史や見聞きしたおはなしをしたいと思います。

すぐそこに 梅の花あり 野のほとけ

2016年02月17日 | 時には日々是日

 さぬき市地方は冬型の気圧配置となっており、寒気の影響で雲が広がりやすく、西讃では昼前は雨や雪が降っていたらしい。気温は6度から9度、湿度は76%から53%、風は3mから5mの西の風が一時強かった。明日の18日は、高気圧に覆われて概ね晴れる見込みらしい。

 

 昨年の11月16日から防災設備改修工事を行っていた香川県立図書館だったが、ようやくに工事も終わって、昨日から通常開館したということで、三ヶ月ぶりにここにやってきた。

 

 で、昨日のニュースでは、香川県初の総理大臣になった大平正芳さんの愛読書など9,100冊がここに寄贈されて、大平文庫が開設されたということだった。

 

 香川県観音寺市(旧豊浜町)出身の大平正芳元首相の蔵書などを保存して、県民らが閲覧できる「大平文庫」が16日、香川県立図書館に開設された。大平元首相 の資料などを展示して業績を顕彰してきた「大平正芳記念館」(観音寺市坂本町)が老朽化のため昨年3月末に閉館したので、公益財団法人「大平正芳記念財団」が蔵書などを寄贈したもの。

 

 寄贈図書は9,135冊。「大平文庫」としては8,593冊で1階閲覧室の郷土資料コーナーに大平元首相の思想、活動、足跡などが分かる図書をはじめ著作・研究書、愛読書など約1千冊を展示し、残りは書庫で保存するという。

 

 さすが総理になっただけのお方で、難しい本をたくさん読まれた様子。見てもなんだかわからないような本ばかりであった。この「大平文庫」は閲覧はできるが、貸し出しはしないということだった。つまり、1冊だけしかないってことらしい。

 

 次にはこれ。歌人の与謝野晶子(1875~1942年)が満州事変(1931)後に書いた、国の将来を憂える内容の書簡などを、所有者の椎名さんが香川県立図書館に寄贈したもの。書簡は、明善高等女学校(現私立英明高校)教員で、歌人でもあった椎名六郎氏(後の県立図書館長)に宛てたもの。巻紙に墨で書かれており、封筒には32年2月1日の消印がある。図書館では2月16日から一般公開している。

 

 で、私が借りてきたのはこんな本・・・。何度も読んだ本なんだが、ついつい、借りて来てしまった。来週にでも返却してこなければ・・・。

 

 わが家から少し南に進んだところにあった大きな梅の木。さぞや満開なんだろうと言ってみたら・・・。

 

 あれ・・・。何にもない。上の写真にあったプレハブ小屋もなければ、古めいた空き家も、その手前にあった大きなクスノキもない・・・。きれいさっぱりとなくなっている。

 

 ここの路線の二つのカーブがきついので、この赤線のように削り取るのかも知れない。この図の黄色い部分は土石流危険エリアらしい。わが家は上部真ん中の赤丸の位置。少しばかり安心地域。

 

 お昼からは本を借りていた「さぬき市立志度図書館」へ行って、五冊の本を返却してきた。両方で借りていると訳がわからなくなってしまうので、さぬき市のものは返却しておくのがいいと思ったからだった。

 

 わが家のチューリップも葉っぱを伸ばし始めてきた。少しずつだがひたむきに生きている。

 

 そろそろ、おひなさんのイベントも近くなってくる。春の足音がひたひたと近づいてくる。

 

 今日の掲示板はこれ。「なんでもないこと どうでもいいこと 得にならないこと それを大切にする時 人は美しくなる」というもの。これも赤松先生のお寺にあったものかな。私の研究や調査は、それこそ「なんでもないこと」、「どうでもいいこと」「得にならないこと」ばかり・・・。レキの墓研究でも、咸臨丸乗組員のお墓探しで も、二十四輩さん研究でも、法然上人の足跡探しでも、お遍路さんの納め札調査でも、それで誰かが幸せになることもないし、生活が豊かになるわけでもない。そんな「どうでもいいこと」「得にならないこと」を大切 にしてはいるのだけれど、それで「こころが美しくなる」訳でもなく、「生活や身なりが美しくなる」訳でもないのだけれど。

 

じゃぁ、また、明日、会えたらいいね。


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