まほろば自然博物館

つれづれに、瀬戸のまほろばから自然の様子や民俗・歴史や見聞きしたおはなしをしたいと思います。

ものいわず 打ち込む矢羽根の 厄払い

2010年02月14日 | 民俗
 先に「予約投稿」ということで自動更新をやったんですが、いかんせん・・時代が違うなぁと思った・・。

 今日の記事は・・十数年前の写真を参考にした物で、メンバーが大幅にというか・・ほとんど代わっていて・・浦島太郎状態・・。

 

 それはさておき、坂出市の「櫃石島」のお客さんが・・茂浦の「ももて」を見たいというもので、ご招待をしたのはいいんだけれど、当日の朝になって、軽トラが動かない。前日に試験したら・・なんということなく動いたのに・・霜の影響でもないと思うけれど、エンジンが動かない・・・。かからない・・・。かかっても回転が上がらず・・・ダウンしてしまう・・。

 仕方がないじゃないか・・。せっかくのお客さんを歩かせて・・島の裏側の茂浦までハイキング・・・。約一時間・・50分・・いや、40分かな・・。

 

 ま、かろうじて・・儀式までには間に合ったんだけれど・・。一同は・・集会場でお食事をする。朝食が八時半から九時過ぎまで・・・。当然・・御神酒も出るし・・ご飯もお汁も出る・・。で・・調子よくなったところで、神社にお参り・・。

 「ちょうさじゃ」「ちょうさじゃ・・」と称えながら・・・集会場から・・塩竃神社までお練り・・・。

 

 塩竃神社では、「やまでら<真言宗醍醐派>」の坊さんがお経をあげる・・。「のうまくさーまんだ・・ばーさら・・」浄土真宗の坊さんには理解できないようなことが・・。ま、このあたりでは珍しくないことだから・・私も慣れっこにはなったけれど・・。で・・、みんなは・・この神社を右回りに三回、回ってお参りして、お賽銭を投げ入れる。その後・・記念撮影。

 

 その後・・弓を打つ順番を決める儀式なんぞがあって・・。

 

 これも儀式化してしまっていて、並ぶ順番も打つ組も事前に決まっているらしい・・。

 トヤ「上矢それがしでござる。下矢、どなたでござる」
 ハヤ「下矢、それがしでござる」以下・・・云々あるが・・ここで省略されてしまった。
 時代と共に・・・省略・・簡略されてしまうのもやむを得ない物か・・。

 

 続いて・・「三度弓」が行われる・・。無言で・・一人が二本ずつ三度弓を放つ・・。それを・・三度・・組を替えて・・放つ・・。途中で休憩も入り、御神酒が回される・・。

 

 若者が・・私語をしたり・・ふるまいが悪いと先輩からお叱りが飛ぶ。「ものをいうな!。これは遊びと違うぞ。儀式やぞ!」そういう・・厳格さは守ってほしいもの。厄除け祈願だし、悪魔退降伏・悪鬼退散の儀式だからね・・・。いいものは・・残さないと・・。


 この・・賞品がすごいね・・・。うちの江之浦にはこんなにも賞品が並ばなかったと思うけれど・・・。このお酒の本数はすごい・・・。

 
 
 私は・・ほかの用事やら打ち合わせで・・・早々に失礼した。櫃石からのお客さんには失礼やったけれど、私も早めに戻らないといけなかったし・・。

 それだし・・広島プロジェクトの「レキの墓・奥の池・羽節岩」問題を片付けないといけないし・・・。そんな調査やら打ち合わせやら・・確認やら・・。

 

 さてだ・・。今回の私の広島での最高の発見がこれ!公民館脇の道ばたに放置されている・・この石材・・・。実はこれが大切な物なんだけれど、誰もその事実に気づいていない・・・。さて・・、この石は何なんだろうか・・・。気がついた人は手を挙げて下さいな・・・。

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。
  


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