さて・・・三月30日はいよいよ・・・海上保安庁に行く日だけれど、そこは午後からでないと公開していないので、午前中は・・海の科学館に行くことになった・・・。そこへは・・「ゆりかもめ」という電車にのって、「船の科学館前」という駅でおりる。
まぁ、今回の旅で・・困ったことといえば・・この階段だ・・。節電のために、エレベータやらエスカレーターが全くと言うていいほど動いていない・・。なかなかにお年寄りには階段の上下はつらいものがあった・・。
春休みになったとはいうても・・時期的な問題なのか・・見学者は数えるほど・・。館内は閑散としている分だけ、安心して落ち着いて見学ができた・・。
こういう潜水具から・・丸木舟・芦船から始まって・・・船というものがこれでもか、これでもか・・と置いてある。
この白地に黒の横線が入った帆船は・・「幕府船手組」のマーク。つまり、「幕府軍艦」であることを意味している。。、「鳳凰丸」とか「昇平丸」とか「観光丸」とか・・。ところが・・咸臨丸にはこのような縞模様がない分、「中黒長旗」というのぼり状の吹き流しがメインマストに掲げられていた・・。
はやてちゃんの楽しみにしていたラジコンボート。普通の船とおなじように・・蛇輪を回すと方向がかわり、スロットルの操作で前進・後進・速度調節ができる・・。
今日の昼食はこの建物内にある「レストラン・海王」で食べた・・。とにかく・・船の数が多くて・・なかなかに全ては見切れない・・・。
午後からは・・砕氷船「宗谷」の見学・・。あの・・南極のオングル島の「昭和基地」まで人材や資材を運んだ船・・・。狭い艦内効率よく分割されていて・・長い航海にはしんどかっただろうなぁというような狭さだ。
はやてちゃんは・・操舵室がお気に入り・・。「とりかぁじ、いっぱい~!」などとやっている。五月の連休には「あかつき2」で実船操作を教えるかなぁ・・。
ここでも・・階段を上がったりくだったりばかり・・・。さすがに午後になると・・ギブアップ。青函連絡船の「羊蹄丸」は見学中止・・。もう、足がパンパンになっている・・。
その後は・・地下鉄に乗って・・・築地市場近くの「海上保安庁海洋情報部」へ行って・・「英国軍艦シルビア号」について調査だが・・。
こういう・・・天体測定器具とか測量機材が展示空いてあるが、まぁ・・難しそうなものばかり・・。
こういう鳴門周辺の測量地図とか、釜石とかは見みえるのだけれど肝心の瀬戸内海のものはない・・。
これが海軍少将の「柳楢悦」氏。海軍水路部を作った人・・。即ち、現在の海図の基本を作り上げた人ということになる・・。
これが・・海軍の機密海図集。各種軍港の様子、軍艦の配備数などが期されている国歌の機密文書だったものらし・・。
そういうことで、無事に今回の旅の目的はクリアー。空港近くで・・・軽くお飲み物なんぞを楽しんで、少しばかりの休憩・・・。足がいたくてねぇ・・・。
じゃ、また、今夜、会えるといいね。
英国測量艦シルビアに関する情報をお知らせします。
大阪大学人文地理学教室に外邦図研究プロジェクトというサイトがあります。
http://www.let.osaka-u.ac.jp/geography/gaihouzu/
そのサイトで、外邦図研究ニューズレターが公開されています。そのニューズレターの最新号(No.8)に、海上保安庁OBの今井健三氏が、「日本海図誕生に果たした英国測量艦の技術支援」を寄稿されており、明治維新の頃のシルビアの活動や塩飽諸島の測量原図(海図のもとになる図)のことなどが記述されています。
まだ、この最新号は外邦図研究プロジェクトのサイトにまだ掲載されていませんが、大阪大学人文地理学教室に連絡されれば、ニューズレターをお送りいただけるのではないかと思います。