まほろば自然博物館

つれづれに、瀬戸のまほろばから自然の様子や民俗・歴史や見聞きしたおはなしをしたいと思います。

春寒を 素知らぬ顔の 山桜

2018年03月25日 | たまには真剣な研究なども

 さぬき市地方は高気圧に覆われて晴れていた。いよいよ、春だなぁとはかんじるのだけれど、私的には肌寒くて、ただ、縮こまっているばかり。

 

 胸水(きょうすい、英語: pleural effusion)は、医学における症状、病態で、胸膜腔内に異常に多量の液体が貯留した状態ないしはその液体をいう。

 

分類

 

液体の内容によっていくつかの分類がある。外見からの分類として

  • 漿液:狭義の胸水。水胸ということもある。
  • 血液:血胸
  • 乳糜:乳び胸(乳糜胸-にゅうびきょう)
  • 膿:膿胸

また胸水の性状によって2種類に分類される。

  • 漏出液(漏出性胸水):比重1.015以下、タンパク量3g/dl以下、LDH200u/L以下、糖60mg/dl以下、白血球1000/mm3以下
  • 滲出液(滲出性胸水):比重1.018以上、タンパク量3g/dl以上、LDH200u/L以上

ライト(Light)の診断基準として、

  1. 胸水のタンパク量/血清のタンパク量が0.5を超える
  2. 胸水LDH/血清LDHが0.6を超える
  3. 胸水のLDHが血清LDHの基準値上限の3分の2を超える

のうちひとつ以上を満たす場合に滲出性胸水と呼ぶ。

原因

 

胸腔内には正常な状態でもごく少量の液体があるが、病的な胸水は

症状・所見

胸水が貯留すると、息切れ、胸痛、咳、しゃっくり、腹痛、関節強直が見られ、聴診(肺胞呼吸音の減弱ないし消失、山羊音の聴取)・打診(濁音)・触診声音震盪)上異常所見が得られることがある。胸部レントゲン写真、胸部MRIや胸部CTエコーによって診断を行う。

治療

 

原因疾患の治療

胸水の原因となる疾患の治療がまず大前提となる。しかしながら、がんによる胸水は原疾患のコントロールが困難であり、胸部管を使って、排液し、化学療法、放射線治療や液排出後に再貯溜を防ぐ薬(ピシバニール)を胸部に注入(胸膜に炎症を起こさせて癒着させ、胸腔を閉鎖する)が主となる。

胸腔穿刺

 

胸腔内へ管を入れ、胸水を直接抜く方法。即効性で効果も大きいが、原因が取り除かれない限り胸水は再び増加する。胸腔内には肺などの呼吸器が多く含まれるため、気胸を起こす可能性もあるため、かえって胸水を増悪させる。気胸を防ぐため、抜いた胸水を濃縮して再び胸腔や静脈に戻すこともある。

胸腔-腹腔シャント

胸腔内に貯留する胸水をコントロールするために使用される。胸水中の栄養分を捨てることなく再吸収力の高い腹腔内に誘導する。

薬剤の胸腔内投与

感染による胸水は、原因微生物に特異的な抗生物質類を使って治療する。

 

 

 

 今日の掲示板はこれ。「蒔けば生え 蒔かねば生えぬ 善悪の 人は知らねど 種は正直」というもの。人間は種を蒔きながら人生を歩んでいるようなものだ。よい種を蒔けばよいことが、悪い種を蒔けばよくないことが返って来るものだ。種を蒔く人はそれぞれあるだろうけれど、蒔かれた種は正直なものだというているのだ。

 

じゃぁ、また、明日、会えたら、いいね。



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