まほろば自然博物館

つれづれに、瀬戸のまほろばから自然の様子や民俗・歴史や見聞きしたおはなしをしたいと思います。

肩の荷を 一つ下ろして やぶ椿

2017年03月18日 | 今週も俵札調査

 さぬき市地方は高気圧に覆われて概ね晴れていたが、午後からは雲が広がってきている。気温は2.0度から12.8度、湿度は96%から56%、風は1mから2mの北北東の風が少しばかり。明日の19日は引き続き高気圧に覆われて晴れる見込みらしい。

 

 今日も前山へ出勤だが、今日の会場は交流サロンではなくて、この前山公民館、正式には長尾公民館前山分館・・という。

 

 今日は、長年の「俵札」調査の総まとめ、「こんなことやりました」という報告会だった。

 

 今日は、報告者側だから会場設営も担当する。プロジェクターの設置からスクリーン用意、マイク設備の確認、テーブルやイスの準備などをやっておいてから、駐車場係も務める。

 

 9時半から、まず、「俵札」講演会が行われる。

 

 講師は県教委・生涯学習課の片桐孝浩先生で、「四国遍路と俵札」というお話だった。四国遍路と遍路道を世界遺産登録にするためには、こうした地道な調査研究の積み重ねが大事だと力説されていた。

 

 参加者は、会員さんが40名、一般から20名ほどが熱心にメモを取りながら耳を傾けていた。

 

 1時間の講演が終わると、今度は、俵札を調査した過程などの苦労話などを私たち担当者が報告する。

 

 くしゃくしゃに俵に押し込まれていた紙くずを、丁寧に伸ばし、整理をした苦労や課程を報告したのは佐々木女史。

 

 その伸ばした納め札を解析し、読み取り、パソコンに投入した苦労などを実物写真や資料を示して報告したのは中島先生。

 

 その整理した納め札などをカメラで画像に収録した苦労話をしたのが多田先生。大きい物や断片などをいかにカメラに収めるかというお話をされていた。

 

 私は資料保存というテーマで、私が書きためた、これまでの作業の流れや動きについてのドキュメントや田淵家の俵札についての調査研究報告書とか、市教委発行予定の資料集の見本とか、この前にまとめた「娘遍路」に関するお話を担当した。

 

 「俵札」という、マイナーで普段には耳にしない言葉なのだが、皆さん、静かに耳を傾けてくれていた。

 

 11時半には、会場の片付けや整理も終わって解散となった。これからは、護符やお札などの展示に切り替えていくことになる。

 

  今日の掲示板はこれ。「努力した人ほど運が良かったと言い、努力が足りなかった人ほど運が悪かったという」というもの。誰の言葉かはわからないが、あちらこちらで見かける言葉である。努力と運とが関係するのかどうかもわからないが、要は自分の気持ち次第だと言うてるのだと思う。若い頃には「運がいいとか悪いとか人は時々口にするけど、そういうことって確かにあるとあなたを見ててそう思う・・・」という歌が好きだった。今は、運だ、天だと考えることもなくなった。加齢なんだろうか・・・。

 

じゃぁ、また、明日、会えたらいいね。



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