線翔庵日記



おまつり、民謡、三絃、名水、温泉、酒、そして音楽のこと…日々感じたことを綴ります。

久しぶりの寝酒~!

2012年01月21日 23時59分59秒 | 
今日は土曜日だし、寝酒といくか!…と思ったのが11:30p.m.頃。体にはよくないとは思いつつも、飲んじゃえ!という勢いで。

まず、宮城県大崎市の「一ノ蔵」特別純米生原酒にごり酒。

つまみは「酒盗」だ。
にごり酒なので、甘めに感じる。にごり酒というと、本醸造酒や未だに糖類添加というのにも出くわすことがあるが、この「一ノ蔵」は、しっかりと純米だ!

さて、もう1種。先週いただいた「獺祭」純米大吟醸。

山口県岩国市の酒。これはクオリティの高い酒だ。旨口の酒。

寝酒で、ちょと贅沢してしまった…。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2012年01月20日 22時18分13秒 | 日々雑感
今シーズン、本格的な雪降りだった
いつもより早めに起きて、6:30a.m.頃、まず自分の家の入口を軽く雪をかく。今朝の雪は水っぽい感じ

そして職場へ向かう。コレが大変。広い駐車場と敷地のため、早く着いた職員からせっせと雪かき。自分も早めに家を出たつもりだが、予想通りの渋滞で、早く出たのに、いつもより遅めに着いた。

それでも、皆と一緒に雪をかく。寒いが、だんだんホカホカしてくる。自分が運動するのは、こんなときくらいだ


こうして、皆で雪かきをしている最中に、1人だけ部屋の中で仕事している「局」がいるぞ

信じられない光景


やべ、おとなげない…
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『信濃民謡集』

2012年01月19日 18時22分53秒 | 日々雑感
転勤が多く、どこへいったかな?と思うものが出てきたとき、うれしくなる。この頃、部屋を整理していたら、探していた『信濃民謡集』が出てきた。

発行は昭和5年。信濃毎日出版部とある。定価は「金 貳拾銭」とある。この書は、亡くなったおじさんからいただいたものだ。

本には歌詞、解説、曲によっては五線譜まで掲載されている。昭和5年の時点で、民謡の採譜が掲載されているということが驚きである。

掲載されている曲は、《木曾節》(西筑摩郡福島町)《信濃追分》(北佐久郡岩村田町)《鹽尻甚句》(東筑摩郡塩尻町)といった伝承民謡から、《望月小唄》(北佐久郡本牧村)《須坂小唄》(上高井郡須坂町)といった新民謡まで幅広い。

伝承民謡のなかでも、《親澤追分》(北佐久郡小海町)とか《古間音頭》(上水内郡古間村)といった、現在でもそれほど聞かれない曲もある。そして《ソイソイ節》(埴科郡松代町)、《アルプス登山小唄》(松本市)といった曲名すら見たこともない曲もある。

自分の地元、上田市別所温泉の《別所小唄》(小県郡別所村)も収録されていた。

この曲は、高倉輝作詞選、杵屋佐吉作曲。個人的には知っているが、現在別所温泉で、どのくらい歌われているのだろう。ちなみに作曲の杵屋佐吉氏は長唄界では、知らない者はおそらくいないと思う。演奏家として、作曲家としてよく知られている。

こうした音楽文化が、信州でも昭和初期にはあったのだということがよく分かる。現在は、本当のところどうなのだろう?

昭和初期にあっては、現在よりも文化的には豊かだったのではないかな…と思った。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ぷらっと飲み会

2012年01月17日 23時20分25秒 | 食べ物
今日は、職場のちょっとしたプロジェクトの飲み会があった火曜日ということで、軽く出かけた。いつもおじゃましている居酒屋さんだ

今日は寒かっただけど、入店すると開口一番…
取りあえず!生ビール!
なのだ

そして珍しかった「鹿刺身」を注文。

これ、珍しいね。メニューでは「馬刺身」と並んでいたので、
2つ並べれば馬鹿刺身だね!
と、軽くオヤジギャクをかまし…(反省)

また、「本日のオススメ」メニューにあった刺身盛り合わせ。

「ノドグロ」「目鯛」「バイガイ」「油坊主」「金目鯛」が並ぶ。すごい取り合わせだ!

この中で「油坊主」って何だろう?ということになった。何でも深海魚で、文字通り脂肪の多い魚らしい。そしてメニューのなかに、「油坊主」の煮付けがあったので、やはり注文。

見た目はグロいが、確かに脂がのっていて美味しかった。

これは酒が進む。また、福島の「花泉」を飲んでみた。香りのいい酒だ。
そして、他に「東北の酒ない?」と聞くと、「花泉」の「裏ろまん」一火というのを出してくれた。

「ロ万」の字が鏡文字のように裏返し。

とても口当たりのいい、気分のいいお酒だった。




週の火曜日ということで、早々に引き上げたが、今日は自分好みのいい飲み会だった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

おとっさま!!

2012年01月16日 18時50分53秒 | おまつり
「新野の雪祭」が今年も終わってしまった。昨年は出かけたのだが、今年は行くことができなかった。新野の雪祭は民俗学徒にとっては、夏の盆踊りとともに、特別な場所なのだ。

自分が初めて新野の雪祭へおじゃましたのは平成元年の1月14日の晩。当時、昭和天皇崩御の直後であったので、世の中は歌舞音曲の「自粛」がキーワードであった。この年は、何と「乱声」の「ランジョランジョ~」が自粛された。

しかし、それ以来、随分通ってきた。まったくくだらない「ハッピーマンデー」という、どうしようもなく無意味な休日設定のおかげで、1月15日の「成人の日」の休日がなくなってしまってから、新野へは本当~に行きづらくなってしまった。

新野の祭りで、いちばん好きなシーンは数々あるのだが、自分がお気に入りなのは「庭の儀」だ。「乱声」から「お庭開き」で、庁屋から笹をもってササラ衆が飛び出し、面形の舞の最初である「サイホウ」を待ちかまえる瞬間。これはもう涙ものなのだ。

「サイホウ」の顔を見ると、
ああ!新野へ来た!
と思う瞬間だ。

新野では面形の神様のことを「おとっさま」と呼ぶ。
「おとっさま!いい腰つきだね~!」などと、声がかかる。

また、花祭の味噌塗りとはちがって、「サイホウ」は「ホッチョウ」と呼ばれる男根状の棒を擦り付けられる。基本的には女性専用のハズなのだが、自分もなぜか何回か擦られた(笑)


「サイホウ」の顔を見ると、「ああ今年も会えた!」と、いつも思うのだ。


それまでの延々と続く、神事舞の部分も新野の魅力だが、やはりお庭での舞は感動でいっぱいだ。

遠山の霜月祭や天龍村の霜月神楽とは、おもむきのちがう田楽祭。やはり五穀豊穣を祈る祝祭的雰囲気を感じる。今年は行けなかったが、来年こそは行きたいな!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする