浜田屋遼太

世の中のために何の役にも立たないブログ  お暇なお方は是非どうぞ(^^♪

紅生姜の生き方

2021-02-09 | B級グルメ

世間がコロナでこんなに大騒ぎをしているときに、そういうことを考えてる場合か

自分で自分に問いかけつつも、こんなことを考えている。

「紅生姜って健気ではないか」

牛丼の片隅にひっそりと寄り添うあの姿。

紅生姜は牛丼の牛肉とあまりにピッタリ合う           

牛丼の中の牛肉をひとしきり食べる。

ふたしきり、みしきり食べる。

そのあとほんのちょっぴり口に入れる紅生姜の何というおいしさ。

これがタクアンではダメなんですね。

福神漬でもダメ、柴漬もダメ、どうしても紅生姜。

「余人をもって代えがたい」とはまさに紅生姜のこと。

紅生姜はお好み焼き、たこ焼き、焼きそばにもたどり着いた。

どれもこれも一流とは言い難い中小の会社ばかり。

紅生姜は流れる水に逆らったりしない。

流れ着いたところで生きていく。

紅生姜のこういうところが好きだ。

いまや牛丼もたこ焼きもお好み焼きも、紅生姜無くしては成り立たない。

生姜を赤く染めたものが紅生姜であるが、突然自分の身体を断りもなしに、真っ赤に染められても文句を言わないところがいじらしい。

これまで日本人はあまりにも紅生姜を冷遇してきた。

と、コロナ禍で大騒ぎしている世の中で、くだらないとは思いつつ、紅生姜の生き方に人生を学ぶのであった。

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家庭の味

2021-02-09 | 日々是好日

料理を作らない母親が多いと聞く。

いちばん考えられるのは、会社から疲れて帰ってきて、家族のためにと頑張って作ったのに、「まずい」といわれてやる気をなくしてしまうことだ。

家族に「おいしい」といわれているのに、作るのをやめたという人はいないはずだ。

料理を作ったのに、家族にまずいといわれたら、それは腹が立つだろう。

ウチの同居ババなら激怒しそうだ。

歯を食いしばってでも作ってくれることに感謝しなければ罰が当たる。

食は生活の基本だと思う。

嫌な気分で食卓を囲みたくないし、精神的な安定のためにも家庭料理ほどありがたいものはない。

ただ、これから歳を重ねて、ふらっと立ち寄れるような理想的な店があるといいなとは思う。

昔どこにもあったシンプルな定食屋で、メニューも日替わり、魚定食、肉定食くらい。

厨房でどんな人が作っているのかがわかる店だ。

そんなごく普通の店は次々につぶれてしまい、外食チェーン店が幅を利かせている。

料理がレトルトパックに詰められて、電子レンジで温めて出すような、誰が作っても同じ味になる店には行きたくない。

しかしそういう店のほうが、ハズレがなくていつ食べてもおいしいという人もいる。

世の中には本当にいろいろな考えの人がいるものだと、しみじみ思うのだった。

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