小春日和の宍道湖
しじみ掻きの小舟が漁をしています。
大和しじみの漁獲高、日本一であります。
酒は外でみんなと一緒にワイワイ呑むものだった。
コロナ禍までは。
それがコロナで一変。
何しろ居酒屋もスナックも赤提灯も定食屋まで、みんな8時で閉店してしまう。
サラリーマンの場合、6時に会社が終わって「さて、これから一杯」
と思っても7時には酒がラストオーダー。
「さて」も何もあったものではない。
そこで「自宅で」ということにならざるをえない。
宅呑み、すなわちコンビニ呑み。
コンビニには宅呑みにピッタリのおつまみがズラリと並んでいる。
目の前の現物を見ながら一つ一つ選んでいく。
「ほうれん草胡麻和え(118円)」「焼き鳥(128円)」「北海道産男爵のコロッケ(90円)」と贅沢三昧だ。
男爵の人と交際したことはないが、今こうしてコロッケで交際している。
もしもこれらのメニューを居酒屋で呑んだとしたらどうなるか。
どう考えても2倍は取られる。
宅呑みなら半分で済むというメリットがある。
ここでテレビをつける。
テレビをすぐ目の前で見ながら一杯というのも、居酒屋ではかなわない極楽の境地。
足を伸ばしてリラックスした姿勢も居酒屋では不可能。
手足ノビノビ、背中もノビノビ、ついウトウト。
テレビでは悪代官と悪徳商人がお白州で裁かれている。
宅呑みもいいもんだ。