三元豚のカツサンドと柚子入りお稲荷さんの昼飯
飲み物はカフェオレ。
パンの移動販売、ヘルスベーカリーで買った木曜日の昼飯。
しかし普段の食生活の中で、こんなにもしみじみと肉の切り口を見る機会はまずない。
カツサンドのときに限って、初めて「肉の切断面はこんなにも魅力に満ちたものであったか」と気づく。
わずか1センチほどの厚さの肉であるが、見え隠れせず堂々の露出。
あるいは御開帳と言ってもいい。
そこに自信にあふれた積極性を感じる。
見ろ、という姿勢を感じる。
稲荷ずしを会社の机で食べるのはわびしい。
しかし、公園のベンチで食べると稲荷ずしは俄然美味しくなる。
稲荷ずしは屋外が似合う。
稲荷ずしは公園のベンチが似合う。
稲荷ずしは、どちらかというと陰気な食べ物だが、公園のベンチに持ち出して陽にあててやると、急に陽気になる食べ物である。
アウトドアタイプの昼食にピッタリ。
ネーミングにも、心を配ったらしい。
「稲荷」を持ってきたのがよかった。
これが単刀直入「油揚げずし」だったら、今日の成功はなかったに違いない。