武田光弘画楽多製作日記

暇をもてあそび造形してます。作品として形としてまとめたものなどを見ていただきたい
と思っています。

山びらきの季節

2010年07月05日 | Weblog
七月一日はいると山びらきの日である。
日本アルプスを世界にひろめたのはイギリス人宣教師のウエストンという人である。それが現代のスポーツとしての登山につながっている。
元来、日本の山は山岳信仰の対象として、そのタブーを守った村人から成り立っていた。神聖な場所へふみこむなどもってのほか・・・限られた人のみはいれた。わたしの住んでいるところからよく見える常念岳についても「密猟者が山で野営していると修行僧の謹行と鐘の音が夜中聞こえ、恐ろしくなって二度とこの山に入らなかった」という話があったり、「よそ者を山に入れたら恐ろしい嵐がくる」など迷信的なことも祖先から受け継いでいた。


ここへスポーツとしての登山を持ち込もうするには多くの壁があった。ウエストンも登ろう意として、ふもとで何度も村人に追い返されたようである