武田光弘画楽多製作日記

暇をもてあそび造形してます。作品として形としてまとめたものなどを見ていただきたい
と思っています。

現在俳句研究

2012年06月30日 | Weblog


芭蕉が今頃、奥の細道では日本海に出る頃であろうか。
昨日、蝉を詠った
   「閑かさや岩にしみ入る蝉の声」
これこそ名句中の名句。寂寥、寂寥を見事に表した句は他にない。・・・と言われている。
これは最初は「山寺や石にしみつく蝉の声」だった。最終的にあの句になったのだ。芭蕉はトップの方だから、「こうしたらいいでしょう」と言う人はいない。
直し直し、ここにたどりついたのだ。素人だと直すたびに言葉遊びになって駄作になる。
先日の句会に困り抜いて「万緑や白きハンカチ恋心」を出した。
これは「万緑の中や吾子の歯生え初むる」の緑と白の対比をこっそりいただいた・・・・・・そしたら点が入ってしまった。・・・・・いいのかなーーー