武田光弘画楽多製作日記

暇をもてあそび造形してます。作品として形としてまとめたものなどを見ていただきたい
と思っています。

昭和第2弾・・ストーブ

2014年10月03日 | Weblog


俗にダルマと呼ぶストーブは冬の学校では貴重な暖房具だ。
私の入学した村の学校は1階に一年生の教室があり(同じ教室に2年生もいた・・・複式学級)廊下もなく隣りに板張り広い部屋があった。今で言うと講堂?体育館?。ここの隅にいろりがあって、そこで暖房をとった。4年生になって新しい校舎に引っ越すと冬にはダルマストーブが備えられた。

ストーブの話を友だちとしてると、あの頃ストーブに石炭を入れてとか言う・・・・・私は最後まで薪だった。
石炭を使っていたのは町場の学校だ。やはり差があるのだ。薪に火をつける杉の葉は、ひとり何輪と言うノルマがあり、秋にはセッセセッセと集めていた。薬草を採取して図書費にしたなど現在と随分ちがうのでした。

中三になると、高校入試があり高校へ行く奴は「残って勉強してけ」と先生に言われ残って自主勉強していた。今と違って高校へ行く生徒も主流でなかったので、二人で勉強していた。先生や就職組はとっくに帰り、時間がくるとストーブの灰をかたずけて、学校の施錠して家に帰った。泥棒もいない田舎ですから・・・・・・

いゃーーーーーこんな時代があったのだ。こんな世界にはもうもどれない。