その昔、製材所がなかった頃。板は大きな丸太を人力で引いていた。あの大きなのこぎりでひいていたのだ。山で伐り、運ぶ・・・・さぞかし重労働と思う。
私の小さい頃は、俗に言う「木こり」と言う職業があり、このように働く姿も見た。ほんとうに最後の頃だ。運搬にトラックが入り、すぐ製材所に回すと言う時代がきた変遷の頃だ。
ここへ遊びに行くと、運よく休憩だと「ぼうず、よく来たな」とか言って、のこぎりの刃をやすりで研ぐ時出る鉄粉をとっておいて、それをこよりにした紙で包み火をつける。
そうするとパパと火花が飛ぶ。そうです。線香花火と同じなのだ。
あの頃は、線香花火などあることも知らない田舎だったから、衝撃的。
だから花火をみると。その事が思い出すのだ。